USB は Host と Function で行うことが全く違う非対称システムです。 PC は原則ホストにしかならないので、キーボード (=Function) の役をやらせようとすると考えなければならないことが一気に増えます。それはすなわち必要とする前提知識が一気に増える=技術的困難が増す、ってことになります。お試しで作ろうとするにはいささかハードルが高い(高すぎる)でしょう。
更に、技術的でないが障壁の高いところとしては、今の Windows 10 x64 (64bit windows) においては「デバイスドライバ」にはデジタル署名が必須(=購入しなければならない、つまり有償)であって、個人レベルで実用的なドライバ開発するのはいろいろと困難が伴います。
PS4 から見てキーボードとして振る舞う何かが欲しいのなら、オイラなら実際に USB Function 要するに「キーボードとして振る舞う装置」を作っちゃうでしょう。で、その装置は PC からの制御を受け入れる、すなわち PC から見るとキーボードではない何かってことで。まあでも HID として実装してしまえば先ほど書いたデバイスドライバ開発が不要になり少し楽できます。 PC から見ても PS4 から見てもどちらも USB Function として振る舞う装置を作るには USB Function の口が2系統あるマイコンを使えば USB だけでいけますし、1系統しかなければ PC からの制御を受け入れる口は COM: ポートで作ることになりそうです。
物理装置を作るにあたってはその物理装置の知識だけあれば可能ですが、それを何か別のもの(まあこの例では PC ですね)でシミュレート・エミュレートさせようとすると別の知識が必要になりもっとハードルが上がります。意欲は買いますが技術的にとても高いことにチャレンジしようとしているのだ、とだけは知っておいてください(オイラなら、業務ならやりますけど趣味なら手を付けません)