以下のようにフォルダ内のファイル名を5秒おきに列挙するシェルがあります。
for file in `ls /home/test/`; do
echo "${file}"
sleep 5
done
最後のファイル名を表示した後は5秒待機する必要がないので、ループの最後だけは sleep 5
を実行したくないのですが、どのように記述すれば良いでしょうか。
絡め手ですが、echoの評価前に5秒スリープするようにします。
最初の1回はスリープしないようにしておけば、最後の1個の終了後
ループを抜けて終わります。
count=0
for file in `ls .`; do
#最初の1回はスリープしない。
if [ $count -ne 0 ]; then
sleep 5
fi
echo ${file}
((count++ ))
done
find <path> -type f -exec echo {} \; -exec sleep 5 \;
これだと、最初の1回も5秒またされますので、別途判定ロジックが必要です。ご参考まで
for file in `ls .`; do
より for file in ./* ; do
の方が良いです。
@伽語蓮弥 さんの回答をベースに、手元で動くようにしたのが次です。 POSIX compliant, スペース入りファイル名称にも対応しています。また、ファイル名称が hoge\nfuga
のような、 echo によって特殊処理されるような名称であった場合にもそのまま出力するために、 printf を用いています。
ls_with_sleep() {
set -- *
while test $# -gt 0; do
printf '%s\n' "$1"
shift
test $# -eq 0 || {
echo sleeping...
sleep 1
}
done
}
ls_with_sleep
% ls -1
foo
hoge fuga
hoge\nfuga
test.sh
% ./test.sh
foo
sleeping...
hoge fuga
sleeping...
hoge\nfuga
sleeping...
test.sh
#!/bin/sh
cd "/home/test/" && set -- *
while test "${#@}" -gt 0; do
{ test "${flag:-0}" -eq 1 && sleep 5; } || flag=1
echo "$1"
shift
done
先に結果を変数に格納しておいて、順次表示する形です。
LAST="`ls |tail -1`"
ls | while read i ;do
echo $i
if [ "$i" = "$LAST" ];then
break
fi
sleep 5
done
ls
が出力する最後のファイル名に改行が含まれていると誤動作します。-g
オプションか -b
オプションを使うと回避できそうです。たとえば ls -1b | tail -n 1
など。
Bash 特有の機能を使って良ければ、配列を使って書けます。
#!/bin/bash
dir="/path/to/target/directory"
files=("$dir/"*)
lastIndex=$((${#files[*]} - 1))
for i in $(seq 0 $((lastIndex - 1)))
do
echo "${files[$i]}"
sleep 5
done
echo "${files[$lastIndex]}"
POSIX shell 限定であれば、一旦ファイルの数を数えて、その後最後のファイルかどうかを判定する方法を思いつきました。スクリプトの実行中にファイルの数が変わりうるときには誤作動するのでご注意ください。
#!/bin/sh
dir="/path/to/target/directory"
# ファイルの数をカウント
lastIndex=0
for name in "$dir/"*
do
lastIndex=$((lastIndex + 1))
done
# 出力
i=1
for name in "$dir/"*
do
echo "$name"
if [ "$i" -lt "$lastIndex" ]
then
sleep 5
fi
i=$((i + 1))
done
これらの方法は愚直ですが、それぞれのファイルに対して実行したいコマンドが遅いときでも使えます。コマンドの実行前に sleep
を実行する方法は、echo
のようにコマンドの実行時間が充分短い場合には有効ですが、実行時間が長い場合には使えません。
lastIndex="$(locate --count --regexp "$dir/[^\]\+$")"
でも同様のカウントをすることができましたが、標準のls
の出力だと.bashrc
だとか.profile
みたいなファイル名は出力されないのでそれらを除外する必要があるように思いました。
locate
コマンドを使うのは初めて知りました。一方、locate
には updatedb
が用意してくれるデータベースが必要なので、updatedb.conf
で除外されているディレクトリで作業するときには使えないことに気づきました(私が /tmp
で作業していて、私の環境では /tmp
は除外されていました)。
ループの中(do
)ではなく評価の方(while
)にやりたいことを持っていけばシンプルに書けると思います。
#!/bin/sh
set -- /home/test/*
while
[ -e "$1" ] && basename "$1"
shift
[ $# -gt 0 ]
do sleep 5; done
別解です。
ループでCSVの行を作成するとき、行の最後に,
を付けたくないときの書き方の応用です。
#!/bin/bash
cmd=
for file in `ls /home/test/`; do
${cmd}
cmd="sleep 5"
echo "${file}"
done
${cmd:-}
にすればfor
ループに入る前のcmd=
が必要なくなると思います。それと質問へのコメントにあるようにls
するよりもglobを使うほうが好ましいようです。
for
ループに入る前のcmd=
は、後から編集で追加しました。このスクリプトで問題となることはありませんが、cmdに何かが入っていて大丈夫なようにしたかったからです。glob
を使うと「too many file」のエラーに悩まされることが多かったので、使わないことが習慣になっていたようです。今試してみましたが、10.000ファイルではエラーになりませんでした。使用したshはGNU bash, バージョン 4.4.20(1)-release (x86_64-pc-linux-gnu)
です。※glob
という言葉は初めて知りました。
Commented
2019年11月1日 4:06
ls
の出力を使ってループするとファイル名にスペースが含まれているときに誤作動する場合があります。代わりに、ファイルごとに分けてくれるようワイルドカードを使う方法や、find
コマンドの-exec
オプションを使う方法が知られています。i=0;for file in /home/test/*; do { [ $i -eq 0 ] && i=1 || sleep 5; }; echo "${file}"; done