このページに「SYNflood攻撃と思われる接続を破棄する」ための設定として
iptables -A INPUT -p tcp ! --syn -m state --state NEW -j DROP
と書いてありました。
しかし、この設定だと「新規接続なのにSYNパケットでないものはDROPする」という設定のように思えます。
SYNflood攻撃というのはWikipediaによると、
「SYNパケットを送信した後、返ってくるSYN-ACKパケットを無視して放置する」
という攻撃方法のようなので、上記の「SYNパケットで無い」ものを対象にしているiptablesの設定と噛み合っていない気がします。
本当に、この設定はSYNflood攻撃の対処法になっているのでしょうか?
(hashlimitやsynクッキーを使うべきとかそういう話ではなく、単純にこの設定がSYNflood攻撃を想定していないように見えたという話です。)
SYNflood
対策では無さそうですよね。ただ、! --syn
は正確にはSYN,RST,ACK
の内のRST
かACK
のビットが立っているかどうかを調べるもののようなので、FIN SCAN
やXMAS SCAN
にも効果が無い気もします。