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シェルでファイルを別のディレクトリに移動したいです。
mvをして何らかの原因で失敗した場合、データ損失の可能性がありますか?

一般的な業務レベルの方法として、ファイル移動をして、ファイル移動が成功したことの確認方法も教えていただけますと幸甚です。

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    network タグが付いていますが、関連するのであれば具体的な環境を書いておいた方が目的に沿った回答が得られやすいと思います。
    – cubick
    Commented 2019年10月30日 4:03
  • データ損失の定義は、回答内容を引用させていただきますが 「意図したファイルの削除は除き、ファイル内容が変化するか否かだけ考える」です。
    – leo
    Commented 2019年10月30日 9:03
  • 結局、ネットワークとは無関係の質問でしょうか?
    – sayuri
    Commented 2019年10月30日 10:01
  • ネットワークと無関係でしたのでnetworkタグを削除しました。
    – leo
    Commented 2019年10月30日 10:04
  • 774RR さんも既に書かれている通り、まずは想定しているデータ破損のケースを明確にした方が良さそうです。DAVINCI さんは処理の中断によって 移動元 のファイルが破損する可能性を危惧しているのかなと勝手に想像していますが、移動先での上書き等も含めると回答の範囲が広がってしまいます。
    – cubick
    Commented 2019年10月30日 17:08

3 件の回答 3

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データ損失を定義しないと話がかみ合わないでしょう。例えば

$ mv filea backup/filea

であっても、既にある backup/filea は削除され失われます。これはデータ損失でしょうか、そうではないのでしょうか?

意図したファイルの削除は除き、ファイル内容が変化するか否かだけ考えるとして

1.同一ファイルへの mv は事前に検出され何も起きません。つまり損失なしです。ンなアホなことしないと思いこみがちですが symlink があると気付かずに同一ファイルへの mv になってしまうことはまれによくあります。

$ mv fileb .
$ mv filec <symlink-to-this-directory>/filec
同一ファイルの指摘がなされてエラー

2.ディレクトリ構造を矛盾させる mv は事前に検出され以下略。

$ mkdir hoge
$ mkdir hoge/piyo
$ mv hoge hoge/piyo
ディレクトリのサブディレクトリへの移動はエラー

3.同一ディスク装置内で使われる場合 inode とファイル名の対応(のことをディレクトリエントリと呼びます)が変わるだけでファイル本体にはノータッチなので、データ損失はないと考えていいです。

$ mv filed filee
同一ディレクトリ内移動は同一装置内と思われるので損失なしに成功

4.同一マシン内の別ディスク装置に移動させる場合はファイル本体のコピーが入ります。容量不足等があったらコピー中に失敗し元ファイルは消さないので損失なし。

$ mv filef /mounted_other_drive/fileg

5.異マシン・異構造のファイルシステムへの移動は同上。ただしマウント先に機能が無い情報は失われます。例えばスパースファイルをスパース機能のないマウント先に mv するとサイズが爆発するでしょう(未テスト)。

コピー中に、ディスク装置の故障でデータ化けするとかは考慮してません ( mv 固有の話ではないため) GNU coreutils 中の mvcp のデータコピー部ソース copy.c をちょろっと見た範囲では、コピー元と先でファイル内容の CRC 値を比較するなどの挙動はしていないです(ハードウエアレベルで化けない前提でコード書かれています)。ネットワーク上のデータ化けは TCP レベルで訂正されるので問題ないです。

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もし、mvコマンドの実行にリスクがあると感じられる場合は、-iオプションや-nオプション (-nvのほうが良い)を活用されると良いと思います。

https://eng-entrance.com/linux_command_mv

例えば mv -i a.txt b.txt を実行すると、b.txtがすでに存在していたときに、上書き確認メッセージが出ますし、mv -nv a.txt b.txtを実行すると、b.txtがすでに存在していたときは上書きしません。

質問の意図に合う使い方では、mv -iが良いかもしれませんね。

また、意図せずファイルを上書きすることを避けたい場合などには、これに加えて、gitrsync等を活用したファイルのバックアップをおすすめします。

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mv は、同一ファイルシステムか、そうでないかで動作が変わります。

mv /src/file /dst/file を実行した場合、 /src//dst/ が、同一ファイルシステムの場合は rename() システムコールが利用されます。rename() はディレクトリエントリが書き換わるだけなので、/dst/file のデータが失われることはないと思います。

ファイルシステムをまたがる場合は、次の動作をします。

  1. /src/file/dst/file にコピー
  2. /src/file を削除

上記1. の途中で kill されたりすると、/dst/file が中途半端にコピーされた状態になる可能性があります。回避するには 同一ファイルシステム内にコピーしてから、mv することで、 rename() システムコールが使われるようにします。

cp /src/file /dst/temporary
mv /dst/temporary /dst/file  ←同一ファイルシステム内の mv なので安全
rm /src/file

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