Auto Layoutを使って、ビューのサイズをコントロールする方法を説明します。
まず、UITableViewCellのサイズは、UITableViewの横幅と、行の高さ(Row Height)に追従します。画面のたてよこの向きを変えたり、プログラムで行の高さを変更すると、UITableViewCellのサイズも変わります。このサイズの変化に、セルに貼り付けたUIScrollViewのサイズを追従させたいなら、下図のような、Constraintsの設定を行います。
(テキストフィールド内の数値は、無視してください。)
上下左右のConstraintsを指定することで、スクロールビューのサイズは可変となります。
つぎに、スクロールビューの内部、コンテンツ内のConstraintsの設定に移ります。
Constraintsを設定しないと、コンテンツのサイズ(UIScrollViewのプロパティcontentSize)は不定です。不足のないConstraintsの設定で、はじめてコンテンツのサイズが決まります。これは重要なポイントです。
左右に長いスクロールビューの場合、左端のサブビューのConstraintsと、右端のサブビューのConstraintsによって、最小限のコンテンツサイズを決定する条件がそろいます。
左端のサブビューのConstraints
5箇所指定していることに注目してください。
つぎに右端のサブビューのConstraints
こちらは4箇所。上下のサイズ決定は、左端のサブビューで行っているので、右端のサブビューでは不用というわけです。