hoge_list を辞書のように使って、なんとかして一致するものを探してそれを削除… ということをしようとすると、かなり厄介なので、もっと単純に、
- 文字列の先頭が「東京都 中央区」だったらそれを削除
- 文字列の先頭が「東京都 目黒区」だったらそれを削除
- 文字列の先頭が「東京都 杉並区」だったらそれを削除
- 文字列の先頭が「神奈川県 横浜市」だったらそれを削除
という処理にします。
「一致したら削除」には sed を使うと便利です。
s|^東京都 中央区||
s|^東京都 目黒区||
s|^東京都 杉並区||
s|^神奈川県 横浜市||
という内容のファイルを hoge_list.sed という名前で作成しておき、
echo '東京都 杉並区 阿佐ヶ谷 1-2-3' | sed -f hoge_list.sed
と実行すると、
阿佐ヶ谷 1-2-3
が得られます。
hoge_list は実際にはかなりの行数があるでしょうから、それを元に hoge_list.sed を作るのも自動化したいですよね。
その部分も含めてシェルスクリプトにまとめると、以下のようになります。
#!/bin/bash
cat hoge_list | sed -e 's/\(.*\)/s|^\1||/' > hoge_list.sed
sed -f hoge_list.sed | sed -e 's/^ //'
このスクリプトを test.sh という名前で保存し、実行すると、
$ echo '東京都 杉並区 阿佐ヶ谷 1-2-3' | ./test.sh
阿佐ヶ谷 1-2-3
$
という出力が得られます。
東京都 墨田区 押上 1-4-2
の場合、期待される出力は何でしょうか?