ActivityからFragmentへActivityでVolley.NewRequestQueue()
により生成したRequestQueue
を渡すには、VolleyのVolley.java
とRequestQueue.java
をそれぞれ継承したクラスを作成し、Serializable
を実装し、Bundle
で渡す以外の方法はありますか。
それともフラグメント側でVolley.newRequestQueue()
を書いてしまっても良いのでしょうか。
よろしくお願いします。
@fkm さんおよび、 @hata さんの回答には認識違いがあるので、その点を正しておきます。
公式ドキュメントの記述は真逆です。Application
クラスを継承して持たせない方が良い と書いてあるのです。
Application
自体が、アプリケーションのライフサイクルを通じて唯一存在することが保証されているクラスなので、シングルトン化する必要、特にstatic
変数に保持する必要性が全くありません。getInstance()
メソッドがなくとも、Activity
であればgetApplication()
、context
を取得できる場所ならばgetApplicationContext()
を、拡張したアプリケーションクラスにキャストすることで取得できます。Application
クラスで初期化するのに、明示的にgetApplicationContext()
を利用する必要性が皆無です(Application
のthis
=getApplicationContext()
なのですから)。The recommended approach is to implement a singleton class that encapsulates RequestQueue and other Volley functionality. Another approach is to subclass Application and set up the RequestQueue in Application.onCreate(). But this approach is discouraged; a static singleton can provide the same functionality in a more modular way.
RequestQueue
および他のVolley
の機能をカプセル化したシングルトンクラスを実装するアプローチが推奨される。他のアプローチとしてはApplication
をサブクラス化し、Application.onCreate()
でRequestQueue
のセットアップを行うものがある。しかしこのアプローチは静的なシングルトンがよりモジュール性のある同等の機能を提供するため、思いとどまらせる。
それともフラグメント側でVolley.newRequestQueue()を書いてしまっても良いのでしょうか。
これは動作しますが、作成したVolley
のRequestQueue
の数だけ通信を試みる(並列リクエスト数を一定に制限するためにキューイングの機構があるのに、キューそのものを複数生成したら意味がありません)ため、通信効率が悪くなるため非推奨です。
RequestQueue
を単一のインスタンスとする方法について、シングルトンクラスにApplication Context
を保持させる方法と、カスタムApplication
クラスを利用した方法がありますが、機能的には等価なので、どちらでも問題ありません。先述したとおり、公式ドキュメントではモジュール性の観点からシングルトンクラスを作ることを推奨しています。
いずれにせよ重要なのは、 Volley.newRequestQueue()
で初期化するcontext
はApplication Context
にすべきということです。Activity Context
でも機能しますが、そのActivity
が破棄される度にRequestQueue
が再生成されてしまうためこれも効率の面から微妙です。
アプリケーションの寿命とRequestQueue
の寿命を同じにすることが望ましいとされています。
Volley
を使う場面が限られていれば必ずしも守る必要はないと思います(shouldではない)。個人的にはApplication
を継承して持たせ、AndroidManifest
にカスタムApplication
クラスを宣言する方法も悪くないと思います。ただし空のpublicコンストラクタがないとクラッシュします。
Googleのトレーニング用ドキュメントに、Application
クラスに持たせる例が示されています。
http://developer.android.com/intl/ja/training/volley/requestqueue.html
@fkm の回答のリンク先(公式ドキュメント)や StackOverFlow(本家) にもありますが、Volley の RequestQueue は AppliationContext のSingleton パターンで使うように設計されています。
なので、Application クラスを拡張して、RequestQueue をインスタンス化して保持し、そのインスタンスを他クラスからアクセスするための getter を定義しておきます。
ちなみに、公式ドキュメントはサンプルコードが編集で乱れて1行目目が欠落しているようですが:
public class MySingleton extends Application {
private static MySingleton mInstance;
private RequestQueue mRequestQueue;
private ImageLoader mImageLoader;
private static Context mCtx;
private MySingleton(Context context) {
mCtx = context;
//(……以下略)
}
というのが正しいはずです。
このように、Application の拡張クラスを用意して、あとは、Fragment であれ、他のどのクラスからであっても、MySingleton クラスの static メソッドである、MySingleton.getInstance() を呼べば ok です。引数には、ApplicationContext を渡します。ActivityContext を渡してはいけません。
RequestQueue queue = MySingleton.getInstance(getActivity().getApplicationContext()).
getRequestQueue();
つまり、Bundle でオブジェクトを渡すというのは、Activity から Fragment という横の関係でオブジェクトを渡す場合のイメージですが、Volley の RequestQueue オブジェクトの場合は、Application という上位のクラスから各 Activity や Fragment が直接 get して使うような形でイメージすればいいと思います。