サンプルプログラム
import pandas as pd
from mpl_toolkits.mplot3d import Axes3D
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
# CSVからデータを読み込む
data = pd.read_csv('./example.csv', delim_whitespace=True, header=0)
# 3Dグラフの初期化
fig = plt.figure()
ax = fig.gca(projection='3d')
# データの準備
Xgrid = data.columns.values.astype(np.float32)
Ygrid = data.index.values.astype(np.float32)
X, Y = np.meshgrid(Xgrid, Ygrid)
Z = data.as_matrix()
# プロット
surf = ax.plot_surface(X, Y, Z)
# 必要な場合はここでその他の設定をします。
# 表示
plt.show()
example.csv
10 20 30 40 50 60 70 80 90
1 1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 2 4 6 8 10 12 14 16 18
3 3 6 9 12 15 18 21 24 27
4 4 8 12 16 20 24 28 32 36
5 5 10 15 20 25 30 35 40 45
表示結果
実行した環境: Ubuntu 17.04, Python 3.6.0, pandas 0.19.2, matplotlib 2.0.0, numpy 1.13.1
解説
サンプルのプログラムを書いてみました。ポイントは「どうやってCSVを読み込むか」と「どうやって3Dサーフェスプロットするか」です。
pandas で CSV を読み込むには read_csv()
を使います。CSV のフォーマットに合わせて適当にオプションを設定する必要があります。
3Dプロットに関しては、matplotlib の公式チュートリアルが参考になります。具体的には "Surface plots" の節にあるサンプルがぴったしです。ソースコードも置いてあるので分かりやすいと思います。上に書いたソースコードはとりあえずデフォルトで表示させているだけですが、サーフェスの色など細かい設定をしたい場合はチュートリアルのソースコードを見ながらコードを追加すると良いでしょう。
細かい部分についても多少書いておきます。今回はCSVのデリミタが半角スペース複数文字のときを考えているので、そうなるように delim_whitespace
引数で設定します。CSVがカンマ区切りであればこれは必要ありません。詳しくは「pandas スペース区切り」などで検索してください。また、ヘッダー行が先頭のみであることが分かっているので、header
引数でついでに設定しています。その後「データの準備」の部分ではX軸・Y軸に相当する部分(グリッド)を作成しています。今回は dataframe の行・列ラベルをそのまま軸として使用しています。ただし場合によっては型 (dtype) を合わせておかないとエラーが出るため、最後の astype()
で念の為 float32 にキャストしています。ここは float32 でなくても構いません。適当です。
参考
公式の解説です。
また、以下のような解説サイトは「pandas csv」や「matplotlib 3d」などで検索すると簡単に出てくるので、ひとまず検索してみるのもオススメです。