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こんにちは
vimでbracketsやbracesをオートインデントを有効にした状態で自動補完する の質問をした者です。
vimでautoindentされた行でBackspaceを押したときにその上の行のインデントにカーソルが戻るようにする方法はないのでしょうか?

ひょっとすると、autoindentではスペースが入力されているように見えているだけで、その行に非空白文字が入力されなかった場合は何も入力されていないということになるということなのでしょうか?

図で表すと

(例1)


{|} //最初の状態。delimitMateによって補完されているためこの状態になる

ここで改行します。delimitMateの設定によって下のようになります。(上記質問のリンク参照)(例2)


{
    |
}

もう一度改行するとautoindentを有効にしているため下の例のようになります。(例3)


{

    |
}

このときにBackSpaceを2回押すと下記のようにカーソルが戻ってしまいます。(例4)


{
|
}

これをAtom.ioのように (例5)


{
    |
}

上のようにスペース4文字のところにカーソルが戻るようにするにはどうすればいいのでしょうか?
ちなみに、vimrcは


set expandtab 
set backspace=indent,eol,start 
set shiftwidth=4
set tabstop=4
set autoindent

となっています。

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  • 一行目には本当にスペースが残っていますか?連続で改行するとインデントが削除されたりするのですが。
    – unarist
    2015年5月2日 6:15
  • 分かりにくく申し訳ありません。オートインデントによってspaceが4つ入力されているように見えていただけで、実際には入力されていないことになっているのかもしれません。 2015年5月2日 7:04
  • 質問の内容をunaristさんの指摘に合わせて更新しました。 2015年5月2日 7:24

3 件の回答 3

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インサートモード中にCTRL-Fを入力するとの現在行のインデントを再調整できます。
:h i_CTRL-F

Characters that can precede each key:                           i_CTRL-F
!       When a '!' precedes the key, Vim will not insert the key but will
        instead reindent the current line.  This allows you to define a
        command key for reindenting the current line.  CTRL-F is the default
        key for this.  Be careful if you define CTRL-I for this because CTRL-I
        is the ASCII code for <Tab>.

つまり、(例4)の状態でCTRL-Fを入力することで(例5)の状態にすることが出来ます。
私の場合はこれで事足りています。

他にインサートモード中にインデントを調整するスペシャルキーはi_CTRL-Ti_CTRL-Dがあります。詳細はヘルプを参照下さい。(:h i_CTRL-T :h i_CTRL-D)
ノーマルモード時は以下のヘルプを参照下さい。(:h = :h < :h >)

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vimrcに以下のコードを追記して試してみてください

inoremap <SID>(pre-CR)  X<BS>
imap <CR> <SID>(pre-CR)<Plug>delimitMateCR

連続で改行したときにインデントを削除しないマッピングです。


(以下、2015/05/04追記)

unaristさんのご指摘通り、Vimでautoindentを設定していると、連続で改行したときインデントが削除されます。:h 'autoindent'

http://vim-jp.org/vimdoc-ja/options.html#'autoindent' より引用:

新しい行を開始したとき (挿入モードで <CR> を打ち込むか、コマンド "o"
や "O" を使ったとき)、新しい行のインデントを現在行と同じくする。新しい
行で <BS> か CTRL-D 以外を打ち込まずに <Esc>、CTRL-O か <CR> を打ち込
むと、その行のインデントは削除される。'cpoptions' にフラグ 'I' が入っ
ていないかぎり、カーソルを他の行に移動させても同様である。

この挙動をオフにするオプションは、現状では存在していないので、連続で改行したときにインデントを残す方法として、以下のようなマッピングが使われています:

" 何か一文字入力して、それを消してから<CR>するとインデントが削除されない
:inoremap <CR>  X<BS><CR>

※似た設定の例: :inoremap # X^H# (:h 'smartindent')

次に、このマッピングをdelimitMateで使うためにいくつか変更を加えます。

1. 右辺の<CR>をdelimiMateが提供する<Plug>delimitMateCRに変更する

:inoremap <CR>  X<BS><Plug>delimitMateCR

...これは動きません。右辺に<Plug>がある場合は、再展開させるためにimapを使う必要があるからです。(inoremapのままでは<Plug>delimitMateCRという文字列が入力されてしまう)

2. inoremapをimapに変更する

:imap <CR>  X<BS><Plug>delimitMateCR

これは動くと思います。これで十分かもしれません。が、<BS>もdelimtMateが提供するものに再展開されてしまうため、想定しない動作をするかもしれません。それを防ぐために、再展開後に素のX<BS>が呼び出されるキーを定義してそれを使用するように変更します。

3. 素のX<BS>が呼び出されるようにする

:inoremap <SID>(pre-CR)  X<BS>
:imap <CR>  <SID>(pre-CR)<Plug>delimitMateCR

出来上がりです。

関連するヘルプ:

<SID>について: :h map-<SID>

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  • おお! 考えていた通りに動きました。 私はあまりVimに詳しくなく、このコードの意味を教えていただきたいのですが、お願いできますか? 2015年5月2日 13:42
  • お待たせしました。回答に説明を追加しました。
    – todashuta
    2015年5月4日 6:32
  • 教えていただき、ありがとうございます。とても勉強になりました。 2015年5月4日 6:35
-1

Vimの使い方としては、インデントとかそんなの気にせず入力を続けてしまう、が正解だったりするんだよ。

https://twitter.com/kaoriya/status/594429718641815552?lang=ja

こういうツイートがありました。ご参考になさってみてはいかがですか。

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  • なるほど、それがVimというものなのでしょうか まだまだVimというエディタへの愛が足りていないのかもしれませんw 2015年5月2日 12:08

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