thenメソッドの返り値は別のPromiseインスタンスですが、ここでreturnを使うと、返りはPromiseインスタンスではなく、Strings('成功2')になってしまうのではないかと疑問に感じました。
前の質問者さんのスレッドで紹介した MDN の記事、
Promise.prototype.then()
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Promise/then
の「返値」のセクションに、
返値
新しい Promise をすぐに返します。
返されたプロミス(p と呼ぶ)の振る舞いは、ハンドラーの実行結果に依存し、一連の特定のルールに従います。もしハンドラー関数が、
・値を返した場合、 p は返値をその値として履行されます。
・・・と書いてある通りではないのでしょうか?
上で言う「ハンドラー」は質問者さんのコードで言うと、
(val) => {
console.log(val);
return('成功2'); //★
}
なので、返された Promise は '成功2' をその値として履行と言うことになるはずです。
【追記】
下のコメント欄で「回答欄に追記します」と書いた件です。
自分も 100% 分かっているわけではないので想像も混じってますが、以下のようなことになっていると思います。
以下の MDN の記事の図を見てください。
Promise
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Promise
(1) 質問のコードにある resolvePromise が図の左端の Promise に相当
(2) resolve('成功') となっているので Promise は「履行」状態となる
(3) 図の「履行 (fulfill)」の矢印の方向に沿って進む
(4) then は新しい「待機」状態の Promise (図の左から 2 つ目の Promise) を返す
(5) 図の左端の Promise は「履行」状態なので then(onFulfilled, onRejected) の onFulfilled ハンドラが実行される
(6) 上の (4) の Promise の状態は「履行」になる
(7) 図の右端の then 以降でも、上の (3) から (6) と同様な処理が行われる
以上は「履行」の場合ですが、「拒否」(失敗) の場合は以下のコードで試してみると動きが分かると思います。
// 1つの resolve または reject だけを呼びだす
let resolvePromise = new Promise((resolve, reject) => {
//resolve('成功');
reject('失敗'); // resolve があると無視される
});
resolvePromise.then(
(val) => { console.log(val); return '成功2'; },
// 以下のようにすると次の then では (val) => { ... } が呼び出される
//(err) => { console.log(err); return '失敗2'; }
// 以下のようにすると次の then では (err) => { ... } が呼び出される
(err) => {
console.log(err);
return new Promise((resolve, reject) => {
reject('失敗2');
})
}
).then(
(val) => { console.log(val); },
(err) => { alert(err); } // こちらが呼ばれれば alert が出る
);