最後の項目の「F「C1」などの記号
最後の項目の「F「C1」などの記号は、nekketsuuuさんの回答にある「OpenJTalk の解析資料」にも触れられていますが、大まかに言うと「アクセント結合規則」を表現するもののようです。
多くの場所で「匂坂 芳典らによってまとめられた」という記述が有り、参考文献として下記2点が挙げられています。
- 『日本語単語連鎖のアクセント規則』
- 『テキストからの音声合成を目的とした日本語アクセント結合規則』
しかし、これらの論文をざっと見た限りでは、「FC1」などの記号の付与に関しては説明されていません。後になって、別の場所で使用が始められた記号なのかも知れません。
関連する記号も含めると、下のような種類が有るようです。
- 付属語アクセント結合規則: F1 〜 F6
- 複合名詞アクセント結合規則: C1 〜 C5、C10
- 接頭辞アクセント結合規則: P1、P2、P4、P6、P13、P14
- アクセント修飾型規則: M1、M2、M4
参考(先行研究の紹介の中で、これらの記号の意味が説明されています):