課題であるならそろそろ期限切れと言うことで解説と翻訳を追加。
<+22>
の再帰呼び出しの際に edi
は -1
され esi
はそのまま。(edi
は rdi
の下位32ビットですから ABI を満たしています)ということは <+22>
の再帰は func4(arg1-1, arg2)
と訳すことができます。
レジスタ保存規則により <+27>
に到達した時点で rdi
, rsi
は値が壊されています。そのため <+15>-<+17>
で「壊されないレジスタ」に値を保存してありますし、同様、レジスタ保存規則を満たすために <+11>-<+14>
で「壊されない=壊してはいけない」レジスタの元の値をスタックに保存してあります。
<+37>
の再帰呼び出しの際には
rdi
はrbx-2
であり、ここでrbx
は旧edi
つまりarg1
rsi
はebp
であり、ここでebp
は旧esi
つまりarg2
ですからfunc4(arg1-2, arg2)
と訳すことができます。
<+27>
の lea
は 旧 esi
+ func4(arg1-1, arg2)
の返却値 * 1 + 0
<+42>
の add
は 上記の値 + func4(arg1-2, arg2)
の返却値
保存したレジスタの値を復帰して retq
ということで最終翻訳結果は
int func4(int arg1, int arg2) {
if (arg1<=0) return 0;
if (arg1==1) return arg2;
return func4(arg1-1, arg2)+arg2+func4(arg1-2, arg2);
}
ということになりそうです。フィボナッチ数列に似て非なる式でしょうか?