① Windowsの場合は問題ありません。
linuxの場合、anaconda3/bin
というディレクトリーには、Pythonを始めとして多くに実行ファイルが含まれています。そこにパスを通すことにより、システムにインストールされている実行ファイルよりもanaconda3/bin
にある実行ファイルが優先して使われるようになるというのがトラブルの原因です。しかし、Windowsの場合、アプリケーションは.NET Framework
又はWin32 API
を使うのが基本になっているので、anaconda3
等にパスを通したとしても影響は限定的です。
② Anacondaを使う場合は、パッケージをインストールする場合conda
を使うのが基本です。しかしながら、Anacondaにすべてのパッケージが用意されているわけではないので、Anacondaには存在しない場合にpip
を使います。
pipとcondaを一緒に使わないほうがよいという記事は、condaとpip:混ぜるな危険という記事だと思います。注意は必要なのですがあまり神経質になる必要はないと思います。
その記事の例であがっているPyQT
はデスクトップアプリケーション作成用のパッケージで、そもそもAnaconda
が対象としているものではなく普通はAnaconda
を使うようなものではありません。データサイエンスを中心にPython
を使う場合には、「Anaconda環境下でpipを使う場合のリスクについて、日本語で書かれたページがほとんど見つからなかった」とその記事に書かれているように、pip
が必要になるというのはたまで問題がないケースが多いです。
なお、「現在Python3.6を使っているので、pipが同梱されています」と書いてありますが、Anaconda
にもpipが同梱されています。Anaconda
にパスをとおすと、pip
と打った場合、Anaconda
のpip
が動作して、Anaconda
の環境にパッケージがインストールされるようになります。