オイラの言いたいことはだいたい全部 @ozwk さんに言い尽くされてしまったので別方面から
モデル(というかモデル化理解)について慣れていないせいか誤解があるようです
コンデンサの性質は電気を流さないこと
これも「そういうモデルが成立しているときは、その通り」で、一定電圧を印加し続けた後にはそのように解釈していいです。どの程度の時間が経過したら一定とみなしてよいかを「時定数」と呼び、式では τ=CR
ですね。
では一定電圧でない場合(電圧が揺動している場合)は上記モデルは成立しないということになります。電流を流さないモデルが成立しないのだから、電流を流せる(コンデンサに電流が流れる)モデルが成立します。
放電済みコンデンサを電源に並列つなぎして充電する⇔充電済みコンデンサを電源に直列つなぎしてより高い電圧を一時的に出す、を切り替える回路をチャージポンプと呼びますが、普通に多用されています。 RS232
の出力ドライバICはこれを使って [-10V - +10V] な信号を作っています。
AC/DC ってのも同様、理解の仕方が違うというか。 AC ってのは基準点から見て電圧が正負に振れるものをいいます。この「基準点」はモデルを立てる人が任意に決めてよくて、回路上 GND
と書かれている場所である必然はありません。
V(t) = 0.0V + 2.5 * sin(ωt)
だと基準点 0.0V
な AC (-2.5V - +2.5V な波形)
(であることには納得していただけるものと思う)
V(t) = 2.5V + 2.5 * sin(ωt)
だと基準点 2.5V
な AC (0.0V - 5.0V な波形)
(普通はこれを DC とは呼ばない:こちらが納得できるか否か)