git request-pull
コマンドの実例は 5.2 Git での分散作業 - プロジェクトへの貢献 > フォークされた公開プロジェクトにあります。
この例において、なぜホスティングサービスが必要かというと、自分が行った作業内容(を含むリポジトリ)を、メンテナが参照可能な場所に公開しないといけないからです。
メンテナンス対象リポジトリに自分がgit push
可能であるならば、自分の作業を直接そこへpush
する運用も採用できます(同ページ 非公開な小規模のチーム のような環境)。この場合は別にホスティングサービスは不要です。
コメントを読んで思ったのですが、質問したいのは request-pull
ではなくpost-receive
についてなのかな、と思いました。
こちらは、githooksというGitの機能で、request-pull
とは直接関係はありません。
post-receive-email
は、このhook機能を利用して、誰かがgit push
したらその情報をメールで送信する、というスクリプトです。
hooksディレクトリにpost-receive.sampleとpost-receive-mail.sampleが存在しません。
これは自分自身で作成して、自分自身で設置する必要が有ります(8.3 Git のカスタマイズ - Git フックに設置方法など説明があります)。
…が、一般的で有用なものはcontrib/hooks
として提供されており、これを少しカスタマイズすれば利用できるようになっています。
そのうちのひとつがpost-receive-email
です。
ただし、それらは大抵Unix系OSを前提としており、Windowsは考慮されていないと思います(ので、やはり基本的には自分で実装する必要があるでしょう)。
例えば、post-receive-email
では/usr/sbin/sendmail
がセットアップされている前提で書かれています。
なぜ post-receive.sample
や post-receive-mail.sample
が存在していると考えているのでしょう?(なにかドキュメントを読んでそう考えられていると思うのですが、それは何でしょう?)
post-receive.sample
は 2011年ごろ(v1.7.7)に削除されているようなので、何か資料を参考にされているのであれば、記述が古すぎる可能性があります。