aの配列内でbと後方一致しないもの(http://ghi/)
これは、aの要素それぞれに対して、bの要素と後方一致するかどうかを調べて、どれとも一致しないものだけを表示することでできます。
一番分かりやすい方法は、フラグ変数を用いてbのどれかの要素と一致したかを調べるという方法でしょう。これをやってみると次のプログラムのようになります。
for(let i=0;i<a.length;i++){
// フラグ変数(bの要素のどれかと一致したらfalseにする)
let flag = true;
for(let j=0;j<b.length;j++){
if(a[i].endsWith(b[j])){
flag = false;
}
}
// bの各要素を調べ終わった後にflagがまだtrueなら、
// これはaの配列内でbに無い要素だ
if (flag) {
console.log("配列a内の差分:" + a[i]);
}
}
bの配列内でaと後方一致しないもの(/jkl/)
これも同じアイデアで可能です。ただし、ループの順番を変えて、bの各要素に対してループして、その中でaの各要素を調べるという形にすればよいでしょう。
for(let i=0;i<b.length;i++){
// フラグ変数(aの要素のどれかと一致したらfalseにする)
let flag = true;
for(let j=0;j<a.length;j++){
if(a[j].endsWith(b[i])){
flag = false;
}
}
// aの各要素を調べ終わった後にflagがまだtrueなら、
// これはbの配列内でaに無い要素だ
if (flag) {
console.log("配列b内の差分:" + b[i]);
}
}
また、よりスマートに書く方法をいくつか紹介します。最後の例については、フラグ変数flag
をいちいち持っておくのが嫌なので、ラベル付きfor文とcontinue
文を用いて次のように書き直せます。
outerLoop: for(let i=0;i<b.length;i++){
for(let j=0;j<a.length;j++){
if(a[j].endsWith(b[i])){
// aの要素と一致したのでこのbの要素を調べるのはやめる
continue outerLoop;
}
}
// bの各要素を調べ終わっても生き残ったので、
// これはaの配列内でbに無い要素だ
console.log("配列b内の差分:" + b[i]);
}
また、2重for文は分かりにくいので、Array#everyを用いて次のように書き直すこともできます。
for(let i=0;i<b.length;i++){
if (a.every(aElm => !aElm.endsWith(b[i]))) {
// aの要素のどれとも後方一致しなかったら
console.log("配列b内の差分:" + b[i]);
}
}
一番最初の例についてはこれ以上きれいに書きようがないですが、for-of文を使うと少し分かりやすくなるので紹介します。
for(let aElm of a){
for(let bElm of b){
if(aElm.endsWith(bElm)){
console.log(aElm +"と"+ bElm +"はOK");
}
}
}