解決法
ホームディレクトリで pyenv local
したい理由が無ければ、~/.python-version
を削除してください。
詳細
pyenv の README.md によると、pyenv は以下の優先順序で探索することで仮想環境を選んでいます。
- (もし設定されていれば) 環境変数
PYENV_VERSION
。この設定は、pyenv shell
コマンドによって一時的に変更できます。 - (もしあれば) カレントディレクトリにある
.python-version
ファイル。これはpyenv local
コマンドで変更できます。 - (もしあれば) 親ディレクトリを順番に見ていき、最初に見つかった
.python-version
ファイル。この探索は、ファイルシステムのルートに到達するまで行われます。 - グローバルな
$(pyenv root)/version
ファイル。これはpyenv global
コマンドで変更できます。このグローバルなバージョンファイルが無い場合、pyenv は標準システムの Python を利用したいのだと解釈します。(なお、pyenv root
は標準設定だと~/.pyenv
です。)
今回の場合、$PYENV_VERSION
問題には 手順 3 が設定され関係していないので 手順 1 ではありませんます。しかし、ホームディレクトリに .python-version
が存在するため、ホームディレクトリの下で作業するときこれが選ばれてしまっているのでしょう (手順 2 の場合です)。
作業途中からこうなってしまったとのことですが、たとえばホームディレクトリで pyenv local
を実行してしまったときこうなります。
この動作を意図してなかったのであれば、rm ~/.python-version
で問題が解決するはずです。