JavaScriptは何処から呼び出したかによって同じ文脈でもthisの意味が変化します。
CoffeeScriptでは@を使う事でthisのタイプ数を減らす以外にもかっこいい使い方が出来ます。
例えばこんなことしたい場合です。
hoge = function() {
var foo;
this.piko = 123
foo = function() {
return this.piko
}
}
この時上で宣言したpikoプロパティ
はfoo関数
の中では使う事が出来ません。
どうしても使いたい場合は、少々小細工が必要になります。
hoge = function() {
var self = this;
var foo;
this.piko = 123;
foo = (function(_this) {
return function() {
return _thisself.piko;
};
})(this);
};
一気にタイプ数が増えて糞コードになりましたね。
これがJavaScriptの一番の泣き所です。
コレを実現する為にCoffeeScriptで書くとこうなります。
hoge = ->
@piko = 123
foo = =>
@piko
この時thisを無名関数の中に持って入りたい時は、
=>
で関数定義するだけで2つ目のような迂回するJavaScriptを生成することが出来ます。
(これは似たような仕様がES6で採用されたかと思います)