num=rand()%7;
をfor
文に移動すれば、同じ数値が返ってくることはなくなります。
#include<time.h>
#include<stdio.h>
#include<stdlib.h>
int main(void){
int i,num;
srand((unsigned int)time(NULL)); // キャストしないと警告文が出ると思いますが?
for(i=0;i<10;i++){
num=rand()%7;
printf("%d\n",num);
}
return 0;
}
しかし、これでもじつはまだ問題が残ってしまいます。というのは、なんどビルドして実行しても初回の値がかならず4になるという現象が現れます。乱数を使用する目的からすれば、都合が悪い現象です。
これは擬似乱数発生のアルゴリズムXcodeがインストールする、CLang+LLVMが内蔵する擬似乱数発生のアルゴリズムに欠陥があるからといえると思います。
乱数表の冒頭は捨てて、途中を採用すれば、より良い結果が得られると思います。
#include<time.h>
#include<stdio.h>
#include<stdlib.h>
int main(void){
int i,num;
srand((unsigned int)time(NULL));
// 乱数表の冒頭10個は捨てる。
for (i=0;i<10;i++) {
rand();
};
for(i=0;i<10;i++){
num=rand()%7;
printf("%d\n",num);
}
return 0;
}
擬似乱数発生のアルゴリズムに完璧なものはないと言われています。用途に応じて、使い分けるか、上のような工夫が必要でしょう。
Mac、iOS上のプログラムなら、arc4random()
、arc4random_uiiform()
という、Free BSD由来の関数が使え、C言語のrand()
関数より高い品質の乱数表を得られるといいます。