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Linux 限定ですが、比較的新し目の Linux カーネルと対応ファイルシステム(ext4,xfsなど)と util-linux パッケージがあるなら、fallocate(1) で一瞬で作成することができます。sparse file にはなりません。
以下の例では 1GB (1000000000バイト) のファイルを作ります:
$ fallocate -l 1gb dummy.iso
以下の例では 1GiB (1073741824バイト) のファイルを作ります:
$ fallocate -l 1gib dummy.iso
または:
$ fallocate -l 1g dummy.iso
なおシステムコール fallocate(2) に対応していない NFS ※などのファイルシステムでは失敗します:...
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~は例えばbashでShell Expansionsの一つ、Tilde Expansionで、自分や他人のホームディレクトリに展開されます。
If a word begins with an unquoted tilde character (‘~’), all of the characters up to the first unquoted slash (or all characters, if there is no unquoted slash) are considered a tilde-prefix.
とあり""で括られると条件を満たさなくなります。
$HOMEは同じくShell Expansionsの一つ、Shell Parameter Expansionで、シェル変数・...
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evalについて
今回の場合、evalを使いたい理由の1つは、シェルの環境変数や関数を設定したいということにあると思います。変数でも関数でも状況は大体同じなので、以下では変数についてのみ説明します。
evalをつけずにinitスクリプトを実行するとわかりますが、pyenv initやrbenv initではそれぞれの環境変数を設定するためにexportを使っています。
しかし、シェルにおいてシェルスクリプトはサブシェル等で実行されるため、コマンド内で変数をexportしても元のシェルにはなんら影響がありません。
たとえば、bashにおいて変数EXAMPLEを1に設定したかったとします。このとき、exportしているシェルスクリプトを直に実行しても意味がありません。
$ cat test1.sh
...
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${@+"$@"} はスクリプトに引数が渡されていない場合は $@ として、引数が渡されている場合は "$@" として動作する書き方です
いいえ。「${foo+"$bar"} は $foo が未定義なら何もせず、定義されていれば "$bar" を展開」ということです。これが $@ の場合は解釈がシェルの実装によって揺れがあります。
POSIX sh (推測), AT&T ksh, mksh, pdksh, bash
${@+"$bar"} は $@ が空配列なら何もせず、空配列でなければ "$bar" を展開
dash, zsh
${@+"$bar"} は ($@ は常に未定義ではないので?) "$bar" を展開
よって、${@+"$@"} ではなく、シェル実装によって動作の変わらない ${...
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[こ]のように書くことで、grep プロセス自身が検索にひっかからなくなります。
grep は正規表現をサポートしているので、角括弧を使ってたとえば [abc]macs と書くと amacs, bmacs, cmacs にマッチします。今回のように1文字だけ指定して [e]macs と書くと、マッチとしては emacs と書くのと同じ動作をします。
ところでこの正規表現は grep が解釈するものでシェルが解釈するものではないので、ps -ax の出力にも [e]macs と表示されます。したがってこれ自体は [e]macs というパターンにマッチしません。
このため、[e]macs をパターンとして使うと検索を実行している grep プロセス自体が表示されなくなり、紛らわしさが減ります。
$ ps -...
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yasuさんの回答でもありますが
dd if=/dev/zero of=dummy.iso bs=1G count=1
dd if=/dev/zero of=dummy.iso bs=1M count=1K
等とすることで全バイトが zero で埋め尽くされたファイルが作成できます。前者は実行に1GBのメモリーを必要とするため手元のマシンではエラーになりました orz
/dev/zeroの他に/dev/randomを使用して乱数で埋め尽くしたりもします。
BLUEPIXYさんの回答は少し異なります。
truncate --size=1G dummy.iso
こちらはファイルのサイズを見かけ上1GBに変更するものです。Sparse fileと呼ばれるもので実際にはディスク消費しません。...
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mv -- -.txt hoge.txt
と -- を指定するとそれ以降は-をオプションと認識しなくなります
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よくあるのは、スクリプトが インタラクティブに 実行される際、そのコマンドが alias されていても無視する、という意味です (Anaconda のリポジトリのコミット・メッセージに言及が無いため本当のところは分かりません)。なお、インタラクティブでない場合においては設定しない限り alias が展開されないため、バックスラッシュがあってもなくても同じです。
ただし、alias を回避するという意味ではバックスラッシュではなく command コマンド / builtin コマンドや shopt -u expand_aliases を使うべきだと思います。
詳細な説明
POSIX シェルの仕様は、alias の代入について以下のように書いています。
After a token has been ...
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&& は論理積で「左辺のコマンドが正常終了した場合のみ、右辺のコマンドを実行する」です。
よくある例は、./configure が成功した時のみ make を実行する、など。
$ ./configure && make && make install
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command1 & command2
のほうは
command1 &
command2
と同じ挙動になります。
command1がバックグラウンド実行される結果、command1とcommand2が同時に実行されることになります。
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echo -e
echo コマンドは外部コマンドかシェルの内部コマンドか、また内部コマンドでもシェルの種類によって動作が違うので、man echo では動作の詳細がわからない事が有ります。
今回の場合はおそらく bash の内部コマンドの echo の動作だと思うので、man bash で調べる必要が有ります。
bash のマニュアルでの echo の説明には以下のように書かれています。
If the -e option is given, interpretation of the following backslash-escaped characters is enabled.
~略~
\n new line
つまり -e を付けると \n ...
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edやexである必要はありません。
sed の -i オプションを使えば、in-placeで(オリジナルを退避させずに)置き換えができます。
そのため以下のようなコマンドで、改行コードの変更ができるでしょう。
sed -i -e 's/\r$//' [INPUT_FILES]...
ただしCygwinやMinGWでは設定によっては上手くできない場合があることには注意してください。
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gradle コマンドが標準入力を開いてすぐ閉じているようで、これが原因です。
標準入力でシェルにコマンドを送り込んでいると、gradle 起動以降の入力を gradleが全部読んでしまう(読まずに閉じてしまう?)模様です。
gradle < /dev/null
echo "Hello"
などとして、gradleの標準入力に別の物を割り当てておけば大丈夫です。
(Gradle ユーザの方は gradleが標準入力を開いて何をしようとしているのか、確認しておいた方がよいかも知れませんが、バグっぽい挙動だなと思いました)
以下、最初の検証。
不思議な現象ですね。
とりあえず分かった事。
bash、zsh、ksh で再現する。
dash、busyboxでは再現しない。
gradle --no-...
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絡め手ですが、echoの評価前に5秒スリープするようにします。
最初の1回はスリープしないようにしておけば、最後の1個の終了後
ループを抜けて終わります。
count=0
for file in `ls .`; do
#最初の1回はスリープしない。
if [ $count -ne 0 ]; then
sleep 5
fi
echo ${file}
((count++ ))
done
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case は operand を1回だけ評価します。
各パターンを指定された順番に shell-glob 規則に基づいて operand と一致するかを試します。
パターン一致時 ;; に至ったら esac に行きます(終了です)
パターン一致時 ;;& に至ったら次のパターンをさらに評価しに行きます
ということで
case abc in
a*)
echo match to a-asterisk
;;&
b)
echo match to b
;;
abc)
echo match to abc
;;
esac
は2つマッチします(どれにマッチするか考えてください)。
マッチパターンは shell-glob であって regexp ...
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uname -s が実行されるのは一回だけです。
$ strace -f sh -c 'case `uname -s` in x) ;; y) ;; esac' 2>&1|grep 'exec[^ ]*uname'
[pid 4662] execve("/bin/uname", ["uname", "-s"], [/* 73 vars */]) = 0
test コマンドは利用しません。シェルの内部コマンドとして実行されます。なお、私の知る限り、世の中の sh とその派生シェルの test コマンド ([ コマンド)もシェルの内部コマンドです。
また、if 文は必ず test コマンドが実行されるものではありません。if の後に記述した任意のコマンドラインの終了コードで判定しているだけです。...
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[0-9]*がファイル名にマッチし
$ sed -n -e 10p ./hoge.txt | grep -o 1111.pdf
に展開されてgrepが起動されています。展開を抑止したければ
$ sed -n -e 10p ./hoge.txt | grep -o '[0-9]*'
とすべきです。
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mv ./-.txt hoge.txt
ファイル名の前にディレクトリ(./)を指定すればよいのでは。
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file が無いとき
- rm -f file は無言で終了し終了コード 0
- rm file || true は「ファイルがありません」のメッセージを stderr に出し終了コード 0
ディレクトリ hoge の下にファイル piyo があって cd hoge してあるものとして
hoge の権限が rwx (ディレクトリ自体には書き込み許可)
piyo の権限が r-- (ファイルは書き込み不許可)
であるとき (このとき piyo は削除可能)
- rm -f piyo は piyo の書き込み不許可を無視して無言で削除を行い終了コード 0
- rm piyo || true は確認メッセージを表示し入力待ちとなります。
- 人の介入待ちとなってしまうのでスクリプトや Makefile ...
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簡単な文字列と数値に関する計算は、 awk を用いるのが良いと思います。
#!/bin/sh
lines() {
cat <<EOF
Tab
Tab
Tab
Enter
Tab
Tab
Tab
Enter
Tab
Tab
Tab
Tab
Tab
Enter
Tab
Tab
Enter
EOF
}
lines |
awk '
{
if (current == $0){
count += 1
} else {
current = $0
count = 1
}
print(...
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*や?はワイルドカードと呼ばれる特殊な指定方法で、それぞれ
* 任意の0文字以上の文字
? 任意の1文字
にマッチします。
ls ba*は「baで始まるファイル名(単なるbaも含む)」、ls ba??は「baで始まる4文字のファイル名」にマッチしますが、条件に当てはまるファイルが存在しなければ「そのようなファイルやディレクトリはありません」とエラーになります。
単にlsと実行してどんなファイルがあるのかを確認してからワイルドカードを使用してみましょう。
もしくは空の適当なファイルを作って実行してみるのもよいでしょう。
$ touch bash bash.txt # touch コマンドで空のファイルを作成
$ ls ba*
bash bash.txt
$ ls ba??
bash
$ rm ...
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alias を使いたければ、ダブルクォートではなくシングルクォートで囲えば良いです。$(...) の中身は、ダブルクォートだと文字列として評価される際に展開されますが、シングルクォートだとコマンドとして評価される際に展開されます。
ですが、このくらい複雑になるのであれば alias ではなくて shell の関数にする方がコードに説明がつけられて見やすくなりそうです。
api-login () {
local instance_id="$(aws ec2 describe-instances | jq -r '.Reservations[].Instances[] | select(.Tags[].Value == "api") | .InstanceId')"
...
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シェルがどのようにコマンドライン等を解釈するかを理解しましょう。
まずチルダ展開によるホームディレクトリ名への展開は、ダブルクォートで括ると抑制されてチルダ ~ は展開されず、そのまま ~ と解釈されます。よって、次のようにチルダはダブルクォートの外にすべきです。
dirPath=~"/Library/Developer/Xcode/iOS Device Logs/tmp"
次にパラメーター展開 $dirPath ですが、ダブルクォートで括らないと、パラメーター展開だけでなく、その後にワード分割が(さらにその後にパス名展開も)行なわれます。よって、空白文字(実際はそのときのシェル変数 IFS の値)を含むと分割され、mkdir には ~/Library/Developer/Xcode/iOS と ...
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sudo printenv FOO
エスケープも変数中の改行も気にする必要がありません。
echo $FOOは$FOOに含まれる文字によっては意図せぬ結果を招きます
% FOO='*'
% echo $FOO
1.pdf 2.txt 3.png ...
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awk を使うのでしたら以下の様な方法でもよろしいかと思います。
awk '$1!=prev{prev=$1;NR=1}{print $1,NR}' original.txt
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無理してエスケープせずにheredocを /bin/bash に食わせてはどうですか。
/bin/bash -l -- <<'EOF'
for e in $(conda env list | grep mlflow | awk '{ print $1 }')
do
echo "conda env remove -n $e"
conda env remove -n $e
done
EOF
<<'EOF' のようにシングルクォートでくくれば変数は展開されません。
-l でログインシェルになるので ~/.bash_profile を読むようになります。
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この場合クォートは余計な気がします。クォート無しだとどうでしょうか。
/usr/bin/pg_ctl start -D /data/pgsql
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