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#defineはプリプロセッサによって展開処理されます。(宣言と定義の明確な違いはなんですか、includeと宣言の違いはなんですか)
そのためコンパイラーには展開結果だけが渡されてしまい元の情報が残りません。例えばデバッグ時に参照できない場合があります。
逆にコンパイル前に展開処理される点を利用して、
#define HELLO "Hello"
#define WORLD "World"
char message[] = HELLO ", " WORLD "."; // "Hello, World."に展開・結合される
のように文字列を展開してしまい、コンパイル時に1つの文字列を結合させることができます。(constの場合、それぞれ独立した定数となってしまい、コンパイル時に結合することはできません。...
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「宣言」「定義」は英語では"declaration"、"definition"です。
本家stackoverflowにちょうど該当する質問があります。
What is the difference between a definition and a declaration?
ここによると、簡単にいえばコンパイラが参照を解決するために必要な構文要素が「宣言」であり、リンカが参照をリンクさせるのに必要な構文要素が「定義」ということのようです。詳しくは本家の質問と回答を見てみてください。質問者さんが例で示したコードは、他の回答にある通り「プリプロセッサディレクティブ」であり、定義や宣言とはまた異なるものです。
定義と宣言の明らかな違いとしては、同じ識別子の「宣言」...
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「宣言」は、コンパイラに、"この名前を使う" と教えるものです。「定義」は、名前とその中身を一緒に教えるものです。ですので、「定義」は、そのまま「宣言」ですが、「宣言」だからと言って「定義」とは限りません。
以下、説明のため、定義ではない宣言のことを「ただの宣言」と書くことにします。
ただの宣言は、中身についての情報を持たないので、中身を知らないとできないことをしようとすると、コンパイルエラーまたはリンクエラーになります。
struct my_struct; // ただの宣言
my_struct * p; // OK; ポインタは中身を知らなくても持てる
my_struct s; // コンパイルエラー; 中身が分からないと必要なメモリサイズが分からない
p->a; ...
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宣言や定義はC++言語やC言語の概念ですが、#define文はプリプロセッサーに対する構文であり、厳密にはC++言語やC言語ではありません。
言語的な意味にほとんど関係なくマクロ展開されますので、当然、挙げられた例は定義でも宣言でもありません。
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何をされようとしているのかは分かりませんが、以下は俗にインクルードガードと呼ばれるものです。説明には書かれていませんが、そのファイルの末尾に『endif』も居るはずです。
#ifndef OuHolder_h
#define OuHolder_h
// 省略
#endif
まず、『ifdef』と『ifndef』は違いますので、ご注意を...
『ifndef』から『endif』内は『OuHolder_h』が定義されていなかった場合にのみ実行されます。
なので、2行目の『define』で『OuHolder_h』が定義されると、『ifndef』から『endif』内は実行されません。
これは、同じheader fileを複数ファイルから読んでいる場合に、何度も同じheader ...
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Cでのマクロをjavaのコードで100%置き換えるのは、おそらくムリです。
それで、
1.マクロ展開済みのソースをjavaに変換する。
というのが第一案。
GCC の場合 -E -P のようなオプション。
Visual C++の場合、 /EP のようなオプション
を使用することで展開済みのソースが得られます。
例:
g++ test.cpp -E -P -o test.cp
2.Cのプリプロセッサをマクロを含んだjavaソースに適用する。
というのが第2案。
プリプロセッサの部分が独立したプログラムになっている場合、
(GCCの場合はcpp がプリプロセッサプログラムです)
ソースコードをプリプロセッサプログラムにかましてやります。
例:
cpp test.java -o C2Java.java
...
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皆さんなんだかすっごく厳密だなぁ・・・まあオイラも人の事言えないけど。
ISO/IEC 14882:1998 を見た範囲で
16.3 には 「マクロとして定義してある識別子」
16.3.5 には「マクロ定義の有効範囲」
16.8 には「あらかじめ定義されたマクロ名」
と文言があるので #define は「マクロ定義」と呼ぶことができると思う。
マクロ宣言ってのは無いわけだけど、同じく 16.3-5
「仮引数識別子は(snip)一意に宣言されていなければならない」
ってことで「マクロ定義内における仮引数宣言」ってのは文言としてアリだと思う。
3.1 Declarations and definitions
による、専門用語としての「宣言」「定義」なら皆様の解説のとおり。
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結論だけ言うとstring側で二重定義に対するケアが行われておりますので、使用側では対処不要となります。
string側の実体ファイルで例として以下のような定義になっているはずです。
#ifndef _LIBCPP___STRING
#define _LIBCPP___STRING
...(snip)...
#endif // _LIBCPP___STRING
仮に上記のようなケアが行われていないヘッダファイルをincludeする場合は
以下の様にincludeすればよいです。
#ifndef HOGEHOGE
#define HOGEHOGE
#include <string>
#endif /* HOGEHOGE */
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大前提として、C言語及びC++言語ではソースコードをコンパイラー本体に渡す前にプリプロセッサで前処理します。質問の#include、#ifdef、#define等はプリプロセッサに対するコマンドであり、コンパイラー本体はこれらを参照しません。
コンパイルオプション-Eを使用するとプリプロセッサで処理されコンパイラー本体が参照する生のソースコードを得ることができます。参考までにプリプロセッサによってどのような処理が行われているのか確認することをお勧めします。
この点が理解できていると、疑問点も解消しやすいと思います。
include "cdjpeg.h" これは、cdjpeg.hのファイルを読み込んでという意味ですよね?
「読み込んで」...
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Java 言語には C 言語のマクロと同等のものはありません。
ただ、昔からこういう変換は、public static final ... で定義されるような変数で行うことが多いです。
■ マクロを使った定数
// C
#define MENU_WIDTH 100
#define PAGE_WIDTH ( MENU_WIDTH + 500 )
// Java
private static final int MENU_WIDTH = 100;
private static final int PAGE_WIDTH = MENU_WIDTH + 50;
■ マクロを使った関数
// C
#define multiply( d1, d2 ) ( d1 * d2 )
// Java
private ...
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constは変数を宣言する際に使用します。
入れ物があり、中身が固定されている状態です。
defineは文字列を指定の値で全て置き換えます。
違いと言えばコンパイル前に置き換えるかどうかですかね
追記:
使い分けの所を見落としてました。
特に大きく気にするところではありませんが、
constの方がC言語っぽい感じがします。
(ポインタを使い始めるとconstよく使うかも、メモリアドレスの参照先を変更したくない時とか)
ですが、switch文のcaseなどで定数を使いたい時はdefineを使わなければなりません。
時と場合によりますが、defineがコンパイル前に置き換えると言った点を考えれば使い方が見えてくる気がします。
自分は基本C言語系ではconstです。
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コンパイルオプション -E を試してみてください。プリプロセッサーによって処理されたソースコードが出力されます。これによって出力されるソースコードこそがC言語やC++言語のソースコードです。そこには #include や #define #if #endif などのプリプロセッサ命令は処理されて消えていることが理解できると思います。
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ヘッダーファイル自身が、自身の多重インクルードを阻止しているのが普通です。
例えば Windows のSDK のmath.hでは
#ifndef _INC_MATH // もし_INC_MATHがまだ未定義なら、という意味ですね。(1)
#define _INC_MATH // _INC_MATHを定義します(2)
:
・・・math.h の中身・・・
:
#endif // INC_MATHが未定義の場合、のおしまい(3)
の様にコードされています。
このヘッダーが二回目にインクルードされた時は、
前のインクルード時に(2)で _INC_MATH が定義済みとなっているので、
(1)のディレクティブの結果が「偽」となるため、(1)~(3)の部分はスキップされるわけですね。
...
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どういう答えが期待されているのかわからないけど、オイラの常用している範囲での話をするなら(その他言語は知らん)
文字通り #include と書く言語は c c++ くらい。他言語だと
m4 が include() がほぼ同機能 sinclude() ってのもある
perl だと require がほぼ同機能
ruby だと require も include もあるが挙動が違う
visual-studio だと csproj ファイルに <Reference Include="System.Windows.Forms" /> のような記述があるけど多分期待されているものとは違う。
十分にデバッグされているソースコードが既にあって、それを自プロジェクトにて使いたい、ような要望は必ずあるので、...
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質問への回答は以下になるでしょうか。
はい。#include "cdjpeg.h"は、ファイルcdjpeg.h`を読み込む、の意味です。
はい。マクロ変数(識別子)USE_CCOMMANDを定義しています。
なお、マクロ変数はそれが参照される時点で定義されている必要があるので、読み込んだファイルで定義されている場合、参照前に読み込むよう記述する必要があります。
例
#include "macro.h" /* この中で #define A と記述されている */
#ifdef A /* マクロ変数 A を参照するのは macro.h をインクルードした後である必要がある */
(処理)
#endif
#define Aと記述した場合、Bは「空」を指定したものと考えるとよいと思います。
例
#...
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まず、includeと宣言は異なります。
#includeはコンパイル時にファイルの中身を取り込む機能しか持ちません。
通常は#includeではヘッダファイルを取り込むのに使われます。ヘッダファイルは、通常は宣言が書かれたファイルです。iostreamやcmathもヘッダファイルであり、std::coutやstd::absなどの宣言が記述されています。このことから、混同していると思われます。
例1
std::abs の宣言は <cmath> に記述されています。ですが、#include <cmath>が登場する前にstd::abs(a)が登場しているため、宣言が見つからずエラーになります。
例2
Myabs(a) が、float Myabs(float x);...
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基礎的なところを書くと
#ifndef OuHolder_h // もしここまででOuHolder_hというものが定義されて「いないなら」#endifまでのソースコードを有効にする.
#define OuHolder_h // OuHolder_hというマクロを定義する。この行以降OuHolder_hと書かれればこのマクロのこと
#endif
ということとなる。なので
#include <iostream>
#define Macro1
#ifndef Macro1
// #ifndefの前でMacro1が#defineされているから、ここはプリプロセスもコンパイルもされない.
#define SUM( x, y ) (x + y)
void ...
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もし、自力展開が目的なのではなく、プリプロセス完了後のソースを見たいというだけなら、コンパイラがそのオプションを持っていることがありますので、それを使うという手があります。
例えば、VC++ (コマンド名: cl) なら /E 、g++ や clang++ では -E で、プリプロセス結果を出力することができます。
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言い換えるなら #ifndef はその定義がまだ定義されていなければ、という意味です。
そのため、定義されていなければ定義する、ということになります。
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C++のアプリケーションはDLL化してしまって、JavaからはJNIで呼ぶってのはいかがでしょう?
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