13
票
Haskell にて、無名関数(anonymous function)を表示する方法はありませんでしょうか
簡単に言うと、λ式(無名関数)を含め関数値を Haskell のコードとして print などを使って表示させる事は不可能です。
まず、 show (\x -> x ^ 4) が失敗している点。これは関数型 (a -> b) に対する Show インスタンスが定義されていないのが理由です。関数型を持つ値をどのように表示すべきかが定義されいないので Haskell ...
- 1,344
13
票
Accepted
'>>=' ってなんて読むのでしょうか?
https://www.haskell.org/haskellwiki/Pronunciation が参考になります。
私は“バインド”と呼んでいます。
- 311
10
票
Accepted
Haskell の レコード構文(Record Syntax)にて、簡潔なフィールド名を定義すると重複しやすい問題の解決方法
7.10現在、GHCでは重複したフィールド名をうまく扱うことができません。しかし、GHC 7.12からは、OverloadedRecordFields(https://ghc.haskell.org/trac/ghc/wiki/Records/OverloadedRecordFields/Design)と呼ばれる拡張が導入される予定で、それを使えば同名のフィールドを定義できます。
...
- 348
9
票
Accepted
HaskellにおけるProfunctorのUpStarとControl.Arrow.Kleisliについて
いくつか技術的に重要な点があります。
KleisliアローはKleisli圏におけるアローで、単にmがMonadである場合におけるa -> m bという型にあう何かを表すという以上の目的があります。
この意味論的な問題点を無視したとしても、更に問題があります。
ほとんどの場合、UpStarはFunctorを使いますが、KleisliはMonadを使います。
GHC 7....
- 296
9
票
Haskell の レコード構文(Record Syntax)にて、簡潔なフィールド名を定義すると重複しやすい問題の解決方法
私が知っている、もっとも簡単な対処法はLensを利用することです。
lensライブラリを使う場合、もっとも簡単に書けば以下のようになります。
{-# LANGUAGE TemplateHaskell #-}
import Control.Lens
data Java = Java { javaPower :: Integer ; javaUrl :: String }
...
- 296
7
票
haskellのdoctestで日本語をテストする方法
対処療法的ではありますが、 putStr を使うのはどうでしょうか。
doctest の Usage を見る限り、ghci で入力したように動作するようですので。
例:
-- | 日本語表示
-- >>> putStr hoge
-- 日本語
hoge :: String
hoge = "日本語"
- 473
6
票
Haskellのtype演算子に型シノニム以外の使い方はありますか?
classやinstance宣言中に現れるtypeやdataは Type Families(型族) というGHC拡張で、トップレベルに現れるtypeとは少し異なる機能を提供しています。
型族を有効にするには、pragmaとしてTypeFamiliesを指定します(リンク先のソースコード先頭で宣言されています)。
Cf. https://downloads.haskell.org/~ghc/...
- 61
6
票
Accepted
Haskell Snappy パッケージの decompress を利用した場合の例外処理について
この挙動はsnappyライブラリとは直接関係なく、Haskellの評価戦略によるものです。
λ:2> import Control.Exception
λ:3> try (return undefined) :: IO (Either SomeException ())
Right *** Exception: Prelude.undefined
...
- 121
6
票
Accepted
`error` を投げることがある巨大な再帰ケースをできるだけ簡単に `Maybe` 化する方法はありますか
Template Haskell(QuasiQuoter)が嫌いでなければ、それを実現するための糖衣があります。
applicative-quotersパッケージで定義されているものを利用すると、
f (Two t1 t2) = [i| Two (f t2) (f t1) |]
のように、[i| … |]で囲むだけで、自動的に Two <$> f t2 <*> f ...
- 348
6
票
リスト内包表記を使わずに書くなら
リストをアプリカティブとして使うなら
hoge n = (\x y -> (x,y)) <$> [-n .. n] <*> [-n .. n]
モナドとして使うなら
hoge n = do x <- [-n .. n]
y <- [-n .. n]
return (x,y)
と書けます。
- 5,003
6
票
Accepted
Haskellで以下のエラーが出てしまう
GHC 7.10 からは仕様が変わって上のようなコードはコンパイルが通らなくなりましたが,対応は簡単です.
GHCの7.10からは Functor-Applicative-Monad Proposal という名前で知られている変更が入り,
Applicative が Monad の親クラスに
Alternative が MonadPlus の親クラスに
なりました.つまり, 何かを ...
- 1,273
6
票
bb という中置演算子が定義できない
bb を中置演算子のように使用していますが、中置演算子は記号でないといけません。
例えば、.&&. を定義するように改修するとエラーがなくなります。
(.&&.) :: Bool -> Bool -> Bool
x .&&. y = if x then y else x
- 357
6
票
Accepted
Haskellのラムダ式のパターンマッチに関する質問です。
Haskellの勉強中にふとラムダ式でパターンは使えるのかと思い、
残念ながら少なくとも標準のHaskellでは使えません。
LambdaCaseというGHCによる言語拡張を有効にする必要があります。
言語拡張を有効にする場合、下記のような特殊なコメントを、ファイルの先頭に書いてください。
{-# LANGUAGE LambdaCase #-}
GHCi上で試したい場合、...
- 953
5
票
Accepted
"-XDatatypeContexts is deprecated"と出てしまうようなコードに対しての、適切な修正方法
まず結論から言うと、警告が出ないよう修正するにはデータ型から単に制約を取り除いて
data Tree a = Null | Fork a (Tree a) (Tree a)
とすればよいです。
DataTypeContextsはデータ型定義中の型パラメタに制約を掛けられる機能ですが、
質問文で示されている本家stackOverflowの記事や、以下のproposal
Proposal: ...
- 138
5
票
Accepted
Text.Parser.Token.StyleのemptyIdentsの使い方について
Haskellのレコード更新構文は、更新の前後で型が変わらないことを要求しません。このため、更新後の型が決まっていても更新前の型が完全には決まらないことがあります。この例では、emptyIndentsの型がTokenParsing m => IdentifierStyle mですが、このmを決める手掛りがないため曖昧エラーが発生しています。
回避する方法はいくつかあります。
...
- 121
5
票
『ビンゴカード作成問題』で書いたソースの改善方法について
リストの要素をランダムに入れ替えるには、random-shuffleパッケージを使うと楽です。
ビンゴそのものを作成する過程と、それを表示する過程が混じってしまっているために、全体的に読みづらく感じます。特に、各セルをフォーマットするときに、毎回真ん中かどうかをチェックしている辺りなどです。
若干手を抜いているところがありますが、以下のような感じではどうでしょうか。
ビンゴ自体は[[...
- 766
5
票
Accepted
実行時にエラーが出る次のプログラムのコンパイルが通ってしまうのはどうしてでしょうか
提示されたコードに必要なimportを追加しただけで試すと、GHC-7.10.1ではコンパイルエラーになります。
import Control.Applicative
import Control.Monad.Trans.Maybe
f :: String -> MaybeT IO String
f x =
MaybeT $ do
s <- getLine
...
- 766
5
票
Accepted
内包表記で生成したリストを2回使うと、スペースリークでシステムが停止してしまう
pointsを2回使っていることが原因でスペースリークが起こっています。
2つ目のコードを使って説明します。
Haskellは遅延評価をする言語なので
let points = [(x,y) | x<-range 10000, y<-range 10000]
の段階ではリストの長さに応じたメモリが確保されることはありません。実際にpointsの内容が計算されるのは、それが「...
- 3,140
5
票
Applicativeを使って複数の文字列を結合するにはどうすればいいですか
(++) <$> Just "a" <*> Just "b" -- = Just "ab"
で、Maybe String が二つしか連結できないのは、そもそも元の(++)が引数を二つしか取れないからです。別の言い方をすれば、(++) "a" "b"をMaybeアプリカティブにしたものが上の式です。
(++)単独では任意の個数の文字列をとることができないので、...
- 5,003
5
票
Accepted
Haskellで定数を先に計算する方法
しかし、binomが呼び出される場面において、遅延評価のため、毎回このリストが計算されているように思われます。
@metropolis さんのコメントのとおり、実際にはfactListは必要に応じて一度しか計算されていません。
恐らく実行時間が想定より長くかかることから疑われたのかと思いますが、...
- 953
4
票
Accepted
dataに後からdata constructorを追加できますか?
できません。
これはHaskellの「型」が安全に使用できることを意味します。
たとえば、NamedCar -> Stringのような型を持つ関数を作成したとします。
この関数はNamedCarとNamedCarWithColorNameの2種類の値について定義されているはずです。
もしも、後からNamedCarWithColorNameAndEngineTypeが追加できてしまうと、
...
- 388
4
票
Accepted
Haskell Cabal/Stackのパッケージをデバッグする良い設定がわからない。
テストをするためのStackプロジェクトの stack.yaml に以下を記述すればローカルのYesodを依存パッケージとして利用することができました。
packages:
- '.'
- '/Yesodのリポジトリまでのパス/yesod/yesod-core/'
- 308
4
票
内包表記で生成したリストを2回使うと、スペースリークでシステムが停止してしまう
メモリを大量に消費してしまう原因はletrecさんの回答の通りです。
今回のケースのように、1個のリストから2つの値をたたみ込んで求めたい場合、
ちょっと工夫しなければ、2回リストを走査(この場合、allとhitを求める処理)することになってしまい、結果2回目の走査のために、大きなリストを保持しなければならなくなります。
その工夫を楽にするためにfoldlというライブラリーがありますので、...
- 953
4
票
Haskellにおいて、リストのインデックスが0から始まる理由
Haskell にかかわらず多くのプログラミング言語ではリストや配列のインデックスは 0 から始める習慣があります。これには歴史的背景や、メモリアクセスに関する最適化のしやすさなどが理由として挙げられることが多いです。
また、私の知る限り、「Haskell では〇〇だから 0 から始めなければいけない」といった、Haskell 個別の理由はありません。単にデザインの問題だと思います。
- 2.2万
4
票
Accepted
Haskell のモナドに関するデザインパターン的なものはありますか?
よく知られたものとして、ReaderT Design Patternというのを挙げておきます。
実際にはReaderT以外の使い方についても言及しているし。
https://www.fpcomplete.com/blog/2017/06/readert-design-pattern
ざっくり言うと、
アプリケーション全体としてはReaderT IOを使え
その他のIOが絡まない、...
- 953
4
票
Accepted
エラーの意味がわかりません: parse error (possibly incorrect indentation or mismatched brackets)
if は必ず then と else の両方が必要です。エラーの意味は、適切にインデントされた else を期待しており、else 以前にインデントがおかしいので incorrect indentation と表示されています。
プログラムの意味は一旦考えずにおいて、このエラーに対処するには次のようなコードになります。
max3if(x,y,z)=if x>y>z then x
...
- 357
3
票
haskell で codeeval の問題が解けない
この場合、まずwhitespaceで区切って["Hello", "World"]のようなリストを作ってから反転させる、と考えるべきです。
wordsで
> words "This is a pen"
> ["This", "is", "a", "pen"]
unwordsで
> unwords ["pen","a","is","This"]
> "pen a is ...
- 138
3
票
Accepted
「Implementing a JIT Compiled Language with Haskell and LLVM」 の4章におけるsoファイルのリンク方法について
./Main: error while loading shared libraries: cbits.so: cannot open shared object file: No such file or directory
カレントディレクトリに配置されたcbits.soを、Mainの実行時に正しくロードできていません。
とりあえず動かすだけなら、...
- 9,824
3
票
Accepted
HaskellにおいてDRY原則に反した型設計の改善
コードに繰り返し現われる処理である、「パースし、funcBを呼び、funcAを呼ぶ」という部分を切り出して関数にすることができます。
common
:: (Parsable a, ClassA a, ClassB a)
=> a -> String -> IO ()
common dummy d = do
let obj = parse d `asTypeOf` ...
- 121
Only top scored, non community-wiki answers of a minimum length are eligible