ECMAScript 2015 (ES6) / ECMAScript 2016 でも Strict Mode の区別は継続します。 後方互換性のために、既存の振る舞いは変更できません。 ただ、後方互換性を考える必要が無い所はデフォルトで Strict Mode の振る舞いになります。 具体的には、 - Class 定義の内部 - Modules として読み込まれたコード全体 です。 ## Class 定義の内部 class A { foo() { console.log("ここは Strict Mode です"); } } console.log("ここは Strict Mode ではありません"); function foo() { "use strict"; console.log("ここは Strict Mode です"); } ## Modules として読み込まれたコード全体 ブラウザでは、どのようにコードを読み込むとコードがモジュールとして扱われるかはまだ確定していませんが、例えば次のようなコードになるかもしれません。 <script type="module" src="foo.js"></script> モジュールとして読み込まれたコードは、全体が Strict Mode になります。 ---- See Also: http://www.ecma-international.org/ecma-262/6.0/#sec-strict-mode-code