例えば次のような`sample`ディレクトリにファイルを設置します。 ``` sample ├── docker-compose.yml └── main.js ``` **main.js** ```js // 指定された環境変数を出力する console.log({ HOGE: process.env.HOGE, FUGA: process.env.FUGA, }); ``` **docker-compose.yml** docker-compose.ymlの中ではホストマシンの環境変数が`$VAR`などのように利用可能です。 ```yml version: "3.8" services: confirm: image: node:12.14.0-alpine command: node /app/main.js volumes: - ./main.js:/app/main.js environment: # ホストの環境変数HOGEをそのままの変数名で読み込む - HOGE # ホストの環境変数HOST_FUGAをFUGAという変数名に変更して読み込む - FUGA=$HOST_FUGA ``` **実行** ホストマシンで次のように環境変数を指定して、`docker-compose`を起動します。 ```bash # 環境変数HOGEにHELLOを指定 export HOGE=HELLO # 環境変数HOST_FUGAにWORLDを指定 export HOST_FUGA=WORLD doccker-compose up ``` **出力結果** ```bash { HOGE: 'HELLO', FUGA: 'WORLD' } ``` 少なくとも、`docker-compose`を実行する前にホスト側の環境変数に指定されていれば、起動したコンテナに環境変数がセットされます。 `.env`ファイルなどに吐き出して読み込む方法もありますが、機密性の高い情報はインメモリーな場所に保管しておくと良いでしょう。 ## 参考 * [Environment variables in Compose](https://docs.docker.com/compose/environment-variables/)