Sudachiは [README](https://github.com/WorksApplications/Sudachi/blob/develop/README.md#%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AB%E8%BE%9E%E6%9B%B8%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%96%B9%E6%B3%95)にあるとおり、`-s`で設定ファイルを指定し(未指定の場合は[デフォルト設定](https://github.com/WorksApplications/Sudachi/blob/develop/src/main/resources/sudachi.json)が用いられる)、この設定のうちの `systemDict` によって辞書を指定するかと思います。 ここで指定した文字列が解釈されるのは [`MMap.map`](https://github.com/WorksApplications/Sudachi/blob/develop/src/main/java/com/worksap/nlp/sudachi/MMap.java#L52)メソッドのようですが、この箇所を見ると明らかな通り、この文字列とは **ファイル名** です。 つまりSudachiでは、辞書はファイルシステム上にファイルとして存在していなければならない、という前提がありそうです。 たとえ > SudachiとSudachi辞書を1つのjarファイルに入れ られたとしても、その辞書を読む機能がSudachi本体に無さそうだ、ということです。 --- 対応方法の一例として、ファイル名指定でなくクラスパスを基点にしたリソース名で指定するように変更してみました。 - https://github.com/yukihane/Sudachi/commits/feature/dict-as-resource 本質的な変更点は[このコミット](https://github.com/yukihane/Sudachi/commit/425abd055e70cd87643947dd2cb5f7b858ce9340#diff-007681940935a2f59aca0cbde0d8bba1L52)になります。 全部入りのjarを作る指示は[この部分](https://github.com/yukihane/Sudachi/commit/99ffe7f7471fe4563c1dec8d0decc8267a33ef14)です。 詳しいビルド方法は[こちら](https://github.com/yukihane/Sudachi/blob/feature/dict-as-resource/how-to-build.txt)に書きました。