以下は回答ではないのですが、デバッガを利用して処理の過程をある程度視覚化してみると分かりやすくなるかもしれません。 実行環境としては Linux、C コンパイラは gcc、デバッガには gdb を使用します。 #include <stdio.h> #include <limits.h> int main() { int count[1 << CHAR_BIT] = { 0 }; printf("%d\n", count[0]); } 上記のソースコードを `main.c` として保存して、デバッグ情報付きでコンパイル・リンクします。 $ gcc -g -o main main.c gdb を起動します。 $ gdb main : (gdb) main 関数にブレークポイント(breakpoint)を設定して実行します。 (gdb) break main Breakpoint 1 at 0x400511: file main.c, line 5. (gdb) run Starting program: /home/nemo/main Breakpoint 1, main () at main.c:5 5 int count[1 << CHAR_BIT] = { 0 }; count 変数の初期化の直前で実行が停止します。この時点での count 変数(配列)の中身を表示してみましょう。 (gdb) p count $1 = {2090266759, 0, 32660418, 0, 7, 0, -7648, 32767, -140378680, ... C では変数宣言と同時に初期化はしてくれないので(だから初期化が必要なのですが)、配列にランダムな値が入っています。 次に、count 変数のサイズ(配列の要素数)を表示してみましょう。 (gdb) p sizeof(count)/sizeof(int) $2 = 256 `sizeof` は C に用意されている `sizeof` 演算子と同じです。count 変数は int 型の配列なので `/sizeof(int)` とすることで要素数を計算しています。 ところで、`CHAR_BIT` の具体的な値ですが、デバッガからでは直接には分かりません。 (gdb) p CHAR_BIT No symbol "CHAR_BIT" in current context. コンパイルの段階(正確にはプリプロセッサによる処理(プリプロセス)の段階)で置き換えられてしまい、実行ファイルにもデバッグ情報にも記録されていません。一例として、以下を実行することで知ることができます。 $ printf "#include <limits.h>\n_CHAR_BIT = CHAR_BIT\n" | gcc -E - | tail -1 _CHAR_BIT = 8 話を戻して、gdb での処理を進めてみましょう。 (gdb) step 7 printf("%d\n", count[0]); step 命令でブレークポイントの次の 1 statement が実行されます(count 変数の初期化)。 (gdb) p count $3 = {0 <repeats 256 times>} 配列の全ての要素が 0 になりました。 なお、gdb では変数の値を変更することも可能です。例えば、count 変数(配列)の先頭要素に 1 をセットしてみます。 (gdb) set count[0] = 1 (gdb) p count $4 = {1, 0 <repeats 255 times>} まぁ、モダンな IDE(Visual Studio や Eclipse など)では以上の様な事を GUI で実行できるのではないかと思います。使ったことがないので分かりませんが…。 以上、ご参考までにどうぞ。