「タブ文字を展開するプログラム」 副プログラム TabSpc は、タブ文字を展開するプログラムである。 1. TabSpc は、引数で指定された文字型配列 Src[] を先頭から調べ、 Src[] 中のすべてのタブ文字をそれぞれ一つ以上の間隔文字(スペース)に変換して、 引数で指定された文字型配列 Dst[] に格納する。 2. 文字型配列の各要素には、文字を 1 文字ずつ順に格納し、最後の文字の次の 要素にはシステム定数である EOS を格納する。なお、配列の添字は 1 から始 まり、添字の値を文字位置と呼ぶ。 3. Src[] 中にタブ文字が出現した場合、次の文字が最も近い右のタブ位置に格納 されるように、タブ文字を一つ以上の間隔文字に置換して、 Dst[] (要素数は十 分に大きいとする)に格納する。ここで、タブ位置とは、整数型の引数 TabGap で 渡されるタブ間隔(≧ 2)を用いて、次の式で計算される文字位置である。 タブ位置 = タブ間隔 × n + 1 ( n は 1 以上の整数) 4. タブ間隔が 4 のときの実行例を図に示す。 “j” を Dst[] のタブ位置である文 字位置 13 ( = 4 × 3 + 1 )に格納したのでは、タブ文字が間隔文字に置き換 わらないので、最も近い右のタブ位置である文字位置 17 ( = 4 × 4 + 1 )に 格納する。 https://jpeducom.co.jp/FE18b-pm/h18b-04a.gif [プログラム] ``` ○TabSpc(文字型:Src[], 文字型:Dst[], 整数型:TabGap) ○整数型:Sidx, Didx, N, TabPos ・Sidx ← 1 ・Didx ← 1 ■ Src[Sidx] ≠ EOS /* EOS:文字列の終わりを表すシステム定数 */ | ▲ Src[Sidx] = TAB /* TAB:タブ文字を表すシステム定数 */ | | ・N ← ( a ) ÷ TabGap | | ・TabPos ← TabGap × N + 1 | | ■ Didx < TabPos | | | ・Dst[Didx] ← SPC /* SPC:間隔文字を表すシステム定数 */ | | | ・ b | | ■ | +--- | | ・ c | | ・Didx ← Didx + 1 | ▼ | ・Sidx ← Sidx + 1 ■ ・Dst[Didx] ← EOS ``` 設問 プログラム中のに入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。 a に関する解答群 ア Didx + 1 イ Didx – 1 ウ Didx + TabGap + 1 エ Didx + TabGap – 1 この問題のaにはどの選択肢が当てはまるのでしょうか? どなたか解答を教えてくださいませ。