標準化委員会がC言語仕様の理論的根拠(Rationale)をまとめた文書には「単項マイナス演算子との対称性のため」と記載があります。 https://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/C99RationaleV5.10.pdf > 6.5.3.3 Unary arithmetic operators > Unary plus was adopted by the C89 Committee from several implementations, for symmetry with unary minus. 実際に K&R C 1st Ed. 時点では単項プラス演算子は存在しませんでした。 > 2.5 Arithmetic Operators > [...] There is a unary `-`, but no unary `+`. --- > 単項プラス演算子を使う必要性を感じた場面がありません。ある方がいらっしゃれば使い道をお教えください。 コンパイラにとっては、さほど強い意味はないと思います。 (厳密には単項プラス演算子によりpromotionが発生しますが、C言語の範疇で本挙動を有効に使うシーンがあるかといわれると微妙...) プログラマ向けの情報としてはソースコードにて「数値の符号が正」を明確化し、意図を強調する効果があると思います。