簡単に言うと、NSDictionary
, NSArray
の値型がSwift3になってAnyObject
からAny
に変更されたので、取り扱いが難しくなっています。(Swift2の時点でも、それらをSwiftのDictionary型かArray型にキャストすることができたはずなので、そうしていれば移行はもう少し簡単だったのですが。)
対応としてはitem.object(forKey: "image")
のような記述を片っ端から(item as! NSDictionary).object(forKey: "image")
か(item as AnyObject).object(forKey: "image")
(後者がXcodeのサジェスチョン)のように書き換えてしまえば良いのですが(そういえばobjectForKey(_:)
もSwift2の時代から使う必要はなくitem["image"]
のように書けたはずです)、今後のことも考えると、できるだけSwift的な書き方をしておいた方が移行は楽になるでしょう。
do {}
の内側だけを書き直してみるとこんな形になります。
// 受け取ったJSONデータをパース(解析)して格納します。
let json = try JSONSerialization.jsonObject(with: data!) as! [String: AnyObject]
// お菓子のリストを初期化
self.okashiList.removeAll()
// お菓子の情報が取得できているか確認
if let items = json["item"] as? [[String: AnyObject]] {
// 取得しているお菓子の数だけ処理します。
for item in items {
// メーカ名
guard let maker = item["maker"] as? String else {
continue
}
// お菓子の名称
guard let name = item["name"] as? String else {
continue
}
// 掲載URL
guard let link = item["url"] as? String else {
continue
}
// 画像URL
guard let image = item["image"] as? String else {
continue
}
// 1つのお菓子をタプルでまとめて管理
let okashi = (maker,name,link,image)
// お菓子の配列へ追加
self.okashiList.append(okashi)
}
//TableViewを更新する
self.tableview.reloadData()
}
json["item"] as? [[String: AnyObject]]
の部分は元のコードを見る限りjson["item"] as? [[String: String]]
として良いように思えるのですが、使っていないフィールドにString以外のものが含まれているとうまく動かない可能性があるので、上記のようにしておきました。
(これに限らず、元のJSONデータのサンプルを示しておいた方が、回答が書きやすくなるので、できればJSONデータのテキスト表現をご質問中に記載してもらった方が良いですね。上記のコードもまだ何か不備があるかもしれませんが、その際はコメント等でお知らせください。)
お試しください。
(補足)
[String: AnyObject]
の部分は[String: Any]
の方が(Swift3の方向性的には)良いような気もするのですが、Objective-Cのid
型をAny
としてimportする動作は最近導入されたばかりで、まだ安定していないような気がしたので、とりあえずAnyObject
にしてあります。(簡単なテストデータで見る限りどちらでも動くようです。).allowFragments
の指定は、結果をNSDictionary
や[String: AnyObject]
にキャストするならば無い方が良いので削除しました。単独の文字列や数値といったJSONとしては不正なデータが返ってきた時に、as!
によるアプリのクラッシュではなく、JSONSerialization
のerrorとしてキャッチできるようになります。