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環境

  • poetry 1.7.1

質問

poetryでchef.pyというソースがあります。"chef"とはどのような意味なのでしょうか?
https://github.com/python-poetry/poetry/blob/master/src/poetry/installation/chef.py#L33

以前poetry installコマンドを実行したときに、ChefBuildErrorというエラーに遭遇しました。
エラーの名前だけだと何を表しているのか分からなかったので、名前の由来や意味に興味を持ちました。

"chef"という名前が、もしかしたらpoetry限定の命名ではなく、プログラミング界の用語の命名パターンなのかと思い、質問しました。

私の予想

"chef"は「料理人」という意味なので、いろいろ加工するというニュアンスなのでしょうか?

1 件の回答 1

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IT業界のインフラ界隈でChefといえば、構成管理ツールのことを指すのが一般的です。

構成管理ツールからスクリプトや設定ファイルを読込実行することで、下記のように端末の構成を一元管理することができます。

  • リモートまたはローカル端末のセットアップを行う
  • アプリケーションの設定ファイルなどの変更を検知して通知やロールバックを行う
  • 複数端末のアプリケーション構成を一括で変更する

例えばChefからスクリプト(Chefの場合はこのスクリプトを「レシピ」と呼びます)を呼び出すことで、下記の作業をワンアクションで実行できます。

  • 新規のLinuxサーバにNginxをインストール
  • nginx.confをサーバごとに書き換える
  • /usr/share/nginx/html/にファイルをインポートする

上記の作業が完了した状態でChefから同じレシピを実行した場合は、サーバ構成は何も変更されずにエラーなくレシピの処理が正常終了します。
何度レシピを実行しても結果が変わらないことで冪等性(べきとうせい)を保つのが、構成管理ツールの理念です。

他に有名な構成管理ツールとしてはAnsibleTerraformPuppetなどが挙げられます。
構成管理ツールごとに、Chefで使える言語はRubyであったり、AnsibleはPythonであったりとスクリプトの特徴や得意分野が異なります。
ご興味がありましたら特徴や得意分野を把握してツールを選定してください。(AWS専用のAWS CloudFormationなど、環境限定のツールもあります)

ご質問のChef.pyはざっと見たところprepareで環境のセットアップをするコードに見えますので、やはり構成管理ツールをふんわりと意識した命名と推測いたします。

ただし私は寡聞にしてChefを接頭辞にする例をあまり聞きませんので、万人に分かりやすい命名規則ではないかもしれません。
「Chef」自体は構成管理ツールを知っている人の認知度が高い用語ですので、意味を把握して損はしないと思います。

参考資料:

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