以下の過去質問において、仮想関数における仮引数を基底クラスで書く場合の警告回避方法を質問したのですが、それに関連して、仮想関数の基底クラスにおける、参照の返り値についての質問です。
関連質問:
C++ Visual Studio で C4100 警告を回避したい
仮想関数の返り値を参照にしている場合、関数定義でconst std::shared_ptr<Hoge>&
を返さないといけないと思うのですが、virtual const std::shared_ptr& Get(){return nullptr;}ではC4172警告がでるので、これを回避できる方法はないでしょうか。
C4172警告の回避のためだけに、Baseクラスにstd::shared_ptr<Hoge>
メンバ変数をつくって、コンストラクタなどでnewしてBase::Get()で返すことは避けたいと考えています。
これらのプログラム構造にした条件ですが、簡略化して記述していますが、BaseクラスとDerived1クラスを分けて継承させ、hogehoge->base_ptr->Get()をすることはプログラム構造上必須と考えているためBase::Get()を仮想関数にしているのと、
もしBase::Get()を純粋仮想関数にする場合は、Derived2::Get()overrideでも上記のようにconst std::shared_ptr<Hoge>&
の返り値のためにstd::shared_ptr<Hoge>
メンバ変数を用意しないといけないのではないかと思ったので、Base::Get()を純粋仮想関数にはしていません。
よろしくお願いします。
現状のコード
※プログラムの記述が間違っていたので修正しました。
//返り値として使用するクラス
class Hoge
{
public:
int num = 100;
};
//返り値として使用したいstd::shared_ptr<Hoge>をnewする
static std::shared_ptr<Hoge> hoge_ptr = std::shared_ptr<Hoge>(new Hoge());
//仮想関数Get()を持つ基底クラス
class Base
{
public:
virtual const std::shared_ptr<Hoge>& Get()
{
//問題の箇所
return nullptr;
}
};
//Baseクラスを継承してBase::Get()をオーバーライドするクラス
class Derived1 : public Base
{
public:
const std::shared_ptr<Hoge>& Get()override
{
//本来欲しい関数内容を記述
return hoge_ptr;
}
};
//メンバ変数としてBase*を持つクラス
class HogeHoge
{
public:
Base* base_ptr = nullptr;
};
//HogeHogeインスタンスをnew
static HogeHoge* hogehoge_ptr = new HogeHoge();
//HogeHogeクラスのBase*メンバ変数にDerived1ポインタをnewして代入する
hogehoge_ptr->base_ptr = new Derived1();
//他にもBaseを継承するクラスがあるが、Get()はオーバーライドしない
class Derived2 : public Base
{};
int i = hogehoge_ptr->base_ptr->Get()->num;
//標準出力
std::cout << i << std::endl;
Derived1
が外側にある static なhoge_ptr
を返すという実装で良いのであれば,Base
だって同様にしておけばよいのでは??int i = hogehoge_ptr->base_ptr->Get()->num;
とか何とかやる利用側は,実質的に毎回 「hogehoge_ptr->base_ptr
が指す物の動的な型がDerived1
なのかDerived2
なのか?」に相当するチェックを行う必要があるってこと? 「本当にやりたいこと」の実装として合っているのかなぁ?