書籍の「C言語本格入門: 基礎知識からコンピュータの本質まで」を参考にして、strcpy
の動きを見ています。
書籍では8行目のchar string_2[16] = "";
をchar string_2[2] = "";
に変更することで、以下のような実行結果になるとされていました。
書籍の実行結果:
$ ./strcpy_test
string_2 is =
Segmentation fault (core dumped)
string_1
よりもサイズの小さい string_2
にコピーしているのでバグが発生することを期待しているのですが、このようにコピーできた結果が返ってきます。
実際の実行結果:
string_2 is =
string_2 is = hello, world
sizeof(string_2) is 2
実行環境は Window 11 (wsl2-Ubuntu) と Arch Linux で、コンパイラはどちらもgccを使用しました。
ソースコード:
#include <stdio.h>
#include <string.h>
int
main(int argc, char *argv[])
{
char string_1[16] = "hello, world";
char string_2[2] = "";
printf("string_2 is = %s\n", string_2);
strcpy(string_2, string_1);
printf("string_2 is = %s\n", string_2);
printf("sizeof(string_2) is %ld\n",sizeof(string_2));
return 0;
}