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開発環境

  • .NET 6
  • Visual Studio Code/Visual Studio 2022

質問内容

コールバックが実行されるまで待機し、その戻り値を返すメソッドを開発しています。
細かい部分は省略していますが、以下が現段階でのコードになります。

public TResult Invoke<TState, TResult>(Func<TState, TResult> callback, TState state)
{
    // CS8603回避のため配列にしています。
    TResult[] result = new TResult[1];
    using ManualResetEventSlim resetEvent = new ();
    // InvokeAsyncは、非同期にコールバックを実行するメソッドです。
    InvokeAsync(
        () =>
        {
            try
            {
                result[0] = callback(state);
            }
            finally
            {
                resetEvent.Set();
            }
        });
    resetEvent.Wait();
    return result[0];
}

最初はローカル変数をTResult? result = defaultとしていたのですが、どこかでCS8603の警告が出るのを回避できなかったため、やむを得ず配列を使用しています。
配列を使用せずに、CS8603を回避する方法はないでしょうか。
ただし、以下の方法はメソッドの仕様が変わってしまうので避けたいです。

  • 戻り値の型をTResultではなくTResult?に変更する。
  • TResultに制約をつける。

追記

以下のようにしても警告は出てしまうのですね。
C# コンパイラによって解釈される null 状態のスタティック分析の属性で何かコンパイラに問題ないことを伝える手段があれば良いのですが。
それともまだ抜けがあるのでしょうか?

public TResult Invoke<TState, TResult>(Func<TState, TResult> callback, TState state)
{
    TResult? result = default;
    Action action = () => result = callback(state);
    action(); // callbackで例外が発生した場合はreturnまで行かないので、代入は行われているはず。
    return result; // CS8603
}
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  • VS2022 でターゲットプラットホーム .NET 6 とすると null 許容参照型をプロジェクト全体で有効に設定しますがそこは分かってますか?
    – WebSurfer
    Commented 2023年4月19日 23:14
  • はい、そこは分かっています。今のコードだとTResultがstring?やintの場合は大丈夫でも、stringの場合はnullが入ってしまい意図していない動きをしてしまいますね。 Commented 2023年4月20日 0:49
  • 「やむを得ず配列を使用しています」ということから、null 許容参照型の機能を積極的に利用して null 参照にならないようにコードを書きたいということではなくて、警告が回避できさえすれば良いということのように思えますが、そういうことではないのでしょうか?
    – WebSurfer
    Commented 2023年4月20日 1:11
  • null参照にならないようにコードを書きたいという意図です。ただ単にまだ抜けがあるだけかもしれませんが、null非許容な値を代入していることを保証した実装をしたにも関わらず、コンパイラにそれを伝える術が見当たらないことが質問の要旨でしょうか。 Commented 2023年4月20日 1:25
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    return result; を return result!; としたらどうなりますか?
    – WebSurfer
    Commented 2023年4月20日 1:47

3 件の回答 3

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はじめに「警告を回避したい」という考え方はお勧めできません。警告内容に真摯に向き合い、適切に対応するべきです(その場合は「回避」という表現にならないはずです)。

TResult? result = default とした場合になぜ警告されるかを把握する必要があります。InvokeAsync()は第1引数のコールバックを呼ぶ保証がありません。呼ばなければresultdefaultつまりnullのままです。もしくはコールバックを呼んだとして代入前に例外が発生すればresultnullのままです。
いずれかが発生するとInvoke()nullを返してしまいますので戻り値型TResultnullを返さない)に違反します。
C#コンパイラは問題を的確に見抜いて警告していることが分かります。

配列を使った場合は、コンパイラのチェックを騙しているだけであり、nullを返してしまう問題そのものは何も解決していません。文字通り「CS8603を回避」でしかありません。

メソッドの仕様が変わってしまう変更を避けたいのであれば、nullチェックを止めるしかありません。

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質問者さんが言う警告はこれですよね?

画像の説明をここに入力

質問者さんが result は null にならないようにコーディングしたということかもしれませんが、コンパイラはそれは分からないので警告を出したということです。

result は null にならないことが保証できるのであれば、null 免除演算子を使って警告が出ないようにできます。

! (null 免除) 演算子 (C# リファレンス)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/csharp/language-reference/operators/null-forgiving

以下の通りです。

画像の説明をここに入力

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null免除演算子でも目的は達成できたのですが、最終形はMaybeNull属性を戻り値に付与する形を取ることにしました。
これはまさにジェネリックでTResult?と書けない事情がある場合の回避方法として紹介されていました。
具体的には以下のようなコードです。

[return: MaybeNull]
public TResult Invoke<TState, TResult>(Func<TState, TResult> callback, TState state)
{
    TResult? result = default;
    // 何かの処理
    return result;
}

null免除演算子ではTResultnullが入ることがないと誤解される可能性があるため、TResultstring?の場合などにnullが返される可能性があるという意味を込められるMaybeNull属性を選択させていただきました。

参考1:C# コンパイラによって解釈される null 状態のスタティック分析の属性
参考2:null 許容参照型

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