Visual Studio 2022において、クラスのメンバ関数として、例えば次のように複数の仮引数をもつ仮想関数を実装しようとしているのですが、
virtual double func(bool a, int b, double c){}
現在は「引数が関数の本体部で一度も参照されない」というvisual studioのC4100警告の回避のためだけの処理を、基底クラスの関数定義に次のように書き、
virtual double func(bool a, int b, double c)
{
if (a == TRUE)
{
// * 0.0によって0.0が返るようにするなど、なにかしら意味のない処理にする
return static_cast<double>(b) * c * 0.0;
}
return 0.0;
}
継承クラスの仮想関数オーバーライドで本来欲しい処理を書いています。
この仮想関数を必要とした条件は以下の通りです。
- 基底クラスポインタに、複数ある別種類の派生クラスポインタのどれかを代入してコンテナに入れ、この仮想関数によってそれぞれのポインタでの挙動を変えたいので、基底クラスにこの仮想関数を実装する必要がある。
- 複数ある別種類の派生クラスでは、必ずしも仮想関数をオーバーライドするとは限らず、基底クラスの別のメンバ変数のフラグによってこの仮想関数を実行するかどうか分岐する構造にしている。
- コンテナ内のすべてのポインタに対して行いたい処理が他にもあるので、この仮想関数を実行するポインタかどうかでコンテナを分けず、フラグで分岐する構造にした。
基底クラスで純粋仮想関数にすると、派生クラスでまた同じC4100警告が出る可能性があることと、この仮想関数をオーバーライドしない派生クラスでこの仮想関数を意識したくないと思ったため、警告回避のため基底クラスに本来欲しい処理とは違う処理を書きましたが、このC4100警告を回避する他の方法があれば教えてほしいです。
よろしくお願いします。