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included do ~ end で囲ったメソッドはincludeされた時実行されると聞きました。
ここでenumを定義しているのはincludeしたクラスでこのenumを使用したいからだと思うのですが、 included do ~ end の元々の用途とは違う気がするのですが、これは正しい使い方なのでしょうか。
実行 = 定義と同じような感じなのでしょうか。
詳しい方教えて頂けると嬉しいです。

class_eval do ~ end と included do ~ endが同じ動作みたいな書き方がされている記事もある

module A
  extend ActiveSupport::Concern

  included do
    enum status: { published: 0, draft: 1 }
  end
end

1 件の回答 1

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enumincluded の中にあるべきです。これはそれぞれの行がいつ評価されるのかを考えると納得しやすいです。included に渡したブロックの中身はクラスで include されたときに評価されます。

enum の話をする前に、例として以下のモジュールを考えてみます。

module M
  extend ActiveSupport::Concern

  puts "foo"

  included do
    puts "bar"
  end
end

Rails console でこのモジュールを定義してみると、定義したモジュール自体を返すところで foo のみが出力されます。

irb(main):001:1* module A
irb(main):002:1*   extend ActiveSupport::Concern
irb(main):003:1*
irb(main):004:1*   puts "foo"
irb(main):005:1*
irb(main):006:2*   included do
irb(main):007:2*     puts "bar"
irb(main):008:1*   end
irb(main):009:0> end
foo
=> #<Proc:0x00007fd91d38a038 (irb):6>

そしてこのモジュールを include したクラスを定義してみると、そのようなクラスを定義するたびに bar が出力されます。

irb(main):010:1* class C
irb(main):011:1*   include A
irb(main):012:0> end
bar
=> C
irb(main):013:1* class D
irb(main):014:1*   include A
irb(main):015:0> end
bar
=> D

このように、似たような場所に書かれた puts でも、そのメソッド呼び出しが評価されるタイミングが異なっています。

さて、ActiveRecord::Enum モジュールに定義されている enum は、それ自体はメソッドです: https://api.rubyonrails.org/v7.0.4/classes/ActiveRecord/Enum.html

したがってこの puts と同じように、included に渡すブロックの中に入れるか否かで評価のタイミングが異なります。

enum を呼び出すのはクラスの中で include されたときであるべきなので、質問文にあるように included の中に含めるべきなのです。

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  • ありがとうございます。 確かに puts "foo" は呼び出されていないですね。これで気になったのは puts "foo" が呼び出されるタイミングってあるのでしょうか。このクラスのインスタンスを生成しても呼び出される事はないですし。
    – wataru
    1月18日 12:13
  • モジュール M を定義したタイミングで呼び出されていますね。M を定義するためにはその中身を評価しないといけないので。
    – nekketsuuu
    1月18日 12:45
  • 確かに呼び出されてました!ありがとうございます。おかげで理解が深まりました。
    – wataru
    1月18日 13:21

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