yum remove php*
と yum remove php php-*
では何が異なりますか?
使い分け方等があれば知りたいです。
環境
CentOS7
「# yum remove php*」を実行したら、引数に一致しません: php72_20221219.ini 削除対象とマークされたパッケージはありません。
で書いた通り shell glob に展開されうるのでどちらも不適です。
PHPをアップデートするために既存PHPを削除する場合には、
もし仮に phph-hogehote-version.arch.rpm
なんてものが存在するとして、そっちは削除対象にしたくないのであれば yum remove 'php-*'
のほうが適切です(これだと phph
にはヒットしない)削除したいのであれば yum remove 'php*'
で十分。
単純に「パッケージ名にどうマッチさせるかどうか」の違いだけです。
yum remove
だけでなく、yum list
や yum search
も活用してください。
CentOS の標準リポジトリを対象にすると、php*
は以下のパッケージにマッチします。
https://pkgs.org/search/?q=php
php-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-*
は以下のようなパッケージにマッチします。
php-bcmath-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-cli-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-common-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-dba-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-devel-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-embedded-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-enchant-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-fpm-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm
php-gd-5.4.16-48.el7.x86_64.rpm