3

例えばLinuxにおいて、カレントディレクトリに下記のような3つのファイルがあった場合、

# ls -l
合計 0
-rw-r--r-- 1 root root 0 8月 31 21:34 2022 AAA
-rw-r--r-- 1 root root 0 8月 31 21:34 2022 BBB
-rw-r--r-- 1 root root 0 8月 31 21:34 2022 CCC

echo * のコマンドを実行するとこのような表示結果になると思います。

# echo *
AAA BBB CCC

echoコマンドは渡された情報に*がある場合、カレントディレクトリのファイル名と解釈して処理するようなある種の「仕様」になっているかと思いますが、何故このような挙動になることになったのでしょうか?

自分が知りたいのは仕様決めの経緯や理由みたいなもので、もしかするとドキュメントにも残っていない内容かもしれませんが、*(アスタリスク)を「ワイルドカード」ないし「0文字以上の文字列」のメタキャラクタとして考えるなら、echo * をただの echo と解釈して下記のような表示結果になっても直感には反しないような気がしています。

# echo *

ドキュメントとして残っていればそれが一番良いですが、なければ推測でも構いませんので、きっとこういう理由でそのような仕様になったのだろう、というのがある方がいらっしゃいましたらご教授いただけましたら幸いです。

3 件の回答 3

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いや単に POSIX shell (bash, dash, csh) のコマンドラインにおいては * は shell glob として解釈されるだけの話。 man bash 起動するコマンドが echo だろうが ls だろうが cat だろうが全部同じ挙動をします。

そうなった根拠とか理由とかは英語では rationale という単語になるでしょうが、もしあるとしたら POSIX の(仕様確定直後)くらいに文書が出ていればよし、なければ「歴史的理由」ってやつにとどまるでしょう。最初に glob の挙動を決めた人がそうした理由は推し量るしかないですね。まあその当時 regexp はまだ無かったかもとか、あっても shell に実装するにはメモリ容量とか CPU 能力とかが足らなかったかもとか、使う側の人間にとって正規表現は複雑すぎたかもとか、なんて推測はできます。

全てのファイルの列挙をするのに正規表現だと任意の1文字の0個以上の繰り返しで ls .* って打たなきゃならないとしたら不便すぎません?

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  • 歴史的な前後関係は分からない中で、全てのファイルの列挙をするのであれば ls だけで事足りるかと思っていたので、何故 * でそれができるようにしたのだろうと疑問でした。いただいた投稿を読みながら先人の中では「その場にあるものをとりあえず展開したい・一覧や俯瞰で見たい」(catだろうがechoだろうが)というニーズがあったのかなと思われました、貴重なご意見をありがとうございました。 9月1日 13:13
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たぶん他の OS (Windowsなど)と比べて, という話かと思いますが
例えば以下の場合

progA *.dat >output

Windowsや DOSなどでは, *.datなどワイルドカードが指定された場合

  1. 無視する (文字列引数として *.dat を取得)
  2. ワイルドカードを展開し, ひとつずつ progAに渡す (ようなライブラリーをリンク時にリンクする)
  3. あるいはその他

…の動作を選ぶことができます(progA のビルド時に)

(一つずつ展開するのは, 一挙にすべて展開するとコマンドラインがパンクするからと思われ)


UNIX系の OSでは, 標準入出力 (上記の >output 部分) なども含め, *.dat の展開は「シェル」の役割です
(参考として) bash の「パス名展開」, その他に「ブレース展開」「チルダ展開」「パラメータの展開」…など各種の展開があります

その後, 展開されたコマンドラインで progA が実行される
echo * の場合も (組み込みコマンドかどうかの違いはあっても) 同様に扱われる

参考: https://ja.wikipedia.org/wiki/シェル

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  • 展開にもいろいろな展開があるんですね。他のOS(ビルド時の選択)との比較もわかりやすく参考になりました、ありがとうございます。 9月1日 13:29
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挙動としては @774RR さんの回答の通りで、歴史的にはPOSIX以前の最初期のUNIX/etc/glob コマンドが同様の仕様を引き継いでいるようです。

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  • ベル研究所のPDFとglobのマニュアルありがとうございます、非常に助かります。それらを合わせて考えると「glob は、"*" または "?" を含むシェルに引数を展開する」「ワイルドカードパターンは(中略)ファイル名にマッチする」というところが仕様としてのキモなのかなと思われました。あくまで複数ある仕様の組み合わせでしかなく、どちらかといえば偶然に近い状態で結果的に現在の挙動になったということかなと思いますが、経緯の推測の助けになりました、ありがとうございます。 9月1日 13:41
  • @vinylvinylvinyl 少し勘違いを感じたのでコメントすると、偶然ではなくて、シェルスクリプトにおいて glob は普通に利用されています。過去の話だけではなく現在においても使います。また、echo コマンドに glob が実装されているのではなくてシェルに実装されていて、echo コマンドに引数が渡される前にシェルによる引数展開が起こっているんです。"shellscript glob" や "shellscript expansion" などで調べてみてください。
    – nekketsuuu
    9月3日 4:52

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