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rootユーザーのUIDとGIDに0が割り振られていると思いますが、この件に関するドキュメントについて教えてください。

質問1)
上記に関する公式な情報(1次情報)はどこになりますでしょうか?

質問2)
上記に関する情報をmanやinfoで確認することはできるのでしょうか?

2 件の回答 2

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Linuxディストリビューション(以下、単に「Linux」と言った場合はLinuxディストリビューションのことを指します)はLinuxカーネルを採用していることが必要条件であり、rootユーザーのUIDとGIDが0でなければならない(UIDとGIDが0なrootというユーザーがいなくてはならない)ということはありません。しかし、各Linuxが好き勝手に実装してしまうと世間を混乱させるだけであるためであるため、相互の互換性を保つために、業界の標準規格としてLinux Standard Base (LSB)を定め、ほとんどのLinuxが準拠しています。

LSBはPOSIXやSingle UNIX Specification (SUS)を基に拡張するように作られました。POSIXやSUSはUNIXの標準規格です。LinuxはUNIXと互換性を持たせるように作られたという経緯があるため、LSBもPOSIXやSUSを基にしたということです。ただ、LinuxがPOSIXに準拠しているというわけでありません。ですので、Linuxの公式な一次情報としてはLSBをみるのがいいのかと思います。

LSBはISO/IEC 23360として国際標準化されています。現在の最新版は2015年6月2にリリースされたLSB 5.0 (ISO/IEC 23360:2021)です。LSBはいくつかの章・節に分けれています。rootユーザに言及があるのは「Part 1-2: Core specification generic part」です。以下のサイトから仕様書が入手可能です。

ISO/IEC 23360-1-2:2021 Linux Standard Base (LSB) — Part 1-2: Core specification generic part

価格は198スイスフランです。ただ、標準化のために無料でダウンロードして、閲覧できます。最初のメモにある"download"からリンクを辿ってみてください。

rootユーザーについては、p.940の「23.2 User & Group Names」に書いてあります。

Table 23-1 describes required mnemonic user and group names. This specification makes no attempt to numerically assign user or group identity numbers, with the exception that both the User ID and Group ID for the user root shall be equal to 0.

表23-1は必要なニーモニックユーザー名とグループ名を示しています。本仕様書ではユーザーとグループのID番号を割り当てることはありませんが、例外として、rootユーザーのユーザーIDとグループは共に0でなければなりません。

rootユーザーとは何であるかは表23-1のコメント欄でAdministrative user with all appropriate privileges(全ての適切な権限を持つ管理者ユーザー)と書いてあります。なお、root以外のユーザーについてはUIDやGIDがいくつであるべきかは定められていません。

ISO/IECとして標準化されているLSBの仕様書は本来は有料で購入する書籍であり、標準化のために無料ダウンロード可能とは言え、勝手に複製し配付することはできません。それとは別で、LSB Specifications - Linux Foundation からも入手可能で、GFDLになっています。LinuxによってはLSBを内部に含んでいて、maninfoで表示できるLinuxが存在する可能性あります。(私は見つけられませんでしたので、他の方にお任せします)

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    Linux foundationのサイトにあるLSB 5.0.0のドキュメントはGFDLで複製や再配布は禁止されてないようです。 refspecs.linuxfoundation.org/LSB_5.0.0/LSB-Core-generic/…
    – zakki
    8月15日 3:11
  • @zakki ISO/IECしか見つけられなかったので、そこにしか無いのかと思いました。本文を修正しておきます。
    – raccy
    8月15日 3:15
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「ユーザー ID 0 に root というユーザー名が割り当てられている」という表現が実際に近いと思います。

ユーザーID 0 の特権

ID が 0 のユーザーは特権ユーザー(スーパーユーザー)です。この特権は、

man 7 capabilities

で解説されています。

特権ユーザーの ID が 0 であるのは、Linux カーネルに書かれており変更不可です。また、他の Unix でも殆どが 0 です。

参考: Does the root account always have UID/GID 0?

root というユーザー名

強い習慣・伝統として、ユーザーID 0 には root というユーザー名が設定されます。そこから、特権ユーザーのことを「root ユーザー」とも呼びます。しかし、少なくとも Linux カーネルから見た場合、この名前が技術的に必須ということは無いです。

この割り当ては、殆どのディストリビューションであらかじめ用意されている /etc/passwd で行われます。

man 5 passwd

規格

POSIX にこの点の記述はありません。

POSIX.1 にはスーパーユーザの概念はありません。その代わりに、ある種の操作には「適切な権限」が必要としていますが、POSIX.1 では「適切な権限」の定義は実装に任せています。
—— 書籍『詳解UNIXプログラミング 第3版』「2.2.2 IEEE POSIX」より

Linux Standard Base に関しては raccy さんの回答にあります。ただし、この規格を尊重する度合いは、ディストリビューションにより様々です。

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