SSH ……という点が、ちょっと良く意味が分かりませんが (port forward による SQL Server への接続、という意味でしょうか?)、SQL Server の認証モードは 2 種類あります。
一つは SQL Server 認証で、これは「SQL Server に登録されているユーザー」で接続するモードです。sa ユーザーで接続するのはこちらの形で、接続文字列にユーザー名とパスワードを指定して接続する形式です。
もう一つが Windows 認証で、こちらを使う場合は Active Directory を使った方が管理が楽だと思いますが、SQL Server が動作している端末ローカルのユーザーも利用は可能です。
こちらの場合、Active Directory のグループなどを登録しておくことでユーザー情報を連動してくれるようにしたり、ローカルに追加したユーザーを個別に SQL Server のユーザーとして登録する必要があります。
こちらの場合、「プログラムが動作している Windows ユーザーの権限」で接続することとなるため、接続文字列には Integrated Security=True や Integrated Security=SSPI を指定する形となり、ユーザー名やパスワードを指定しません。
いずれの場合であっても、使用するユーザーの権限として「SQL Server へ接続する権限」が最低限必要で、それに加えて「対象とするデータベースへに対する適切な権限」が必要です。
sa は SQL Server の管理者ユーザーですから、最初からすべてのユーザーデータベースへの操作権限がありますが、追加したユーザーは個別に権限を付与する必要があります。
データの読み書きだけができれば良いのであれば db_datawriter/db_datareader ロールを付与するのが簡単だと思います。
その他権限関係については、公式ドキュメント ( https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/relational-databases/security/authentication-access/database-level-roles?view=sql-server-ver15 ) を確認してください。
--- 2022/4/29 追記 ---
ポートフォワードで接続する場合、当然ですが接続文字列を変更する必要があります。
SQL Server でデフォルトインスタンスへの接続をベースとしている場合はリモート側の 1433 番に対して接続する「ローカルホスト上で、リモート側へ転送されるポート番号」を指定する必要があります。
例えば -L 11433:(SQL Server remote IP address):1433
と転送するなら、接続文字列としては「ローカルホスト上の 11433 番で SQL Server が待っている」つもりで書く必要がありますので、"Server=tcp:localhost, 11433"
の様に「"Server=tcp:(local)"
のような、"ローカルインスタンス ではない" ローカルホストで、TCP/IP 接続」を明示した方が確実ですね。
また、"SQLServerのDB操作が出来ません。" と書かれている部分ですが、実際に受け取っているエラーメッセージなどが提示されていない点が問題解決を妨げています。
これは
・SQL Server への接続自体ができていない
・SQL Server への接続は出来ているが、認証ができていない
・SQL Server への接続ができて認証も出来ているが、権限が不足している
という点の切り分けが全くできないからです。
OpenSSH の port forward は、あくまでも「ローカルの通信ポートをリモートの通信ポートと繋ぐ」位の事しかしてくれません。設定していない通信は一切流れないし、転送目的で振り向けた local listen しているポートに投げた通信のみがリモートに飛ぶものです。
つまり、VPN で接続している状況とは異なり、「様々な通信をまるごと転送してくれる」訳ではないので、AD 認証などで発生する通信などは成立しなくなります。(「適切な通信が出来ていない」のに、一方的に「このユーザーである」と主張しているだけの資格での接続を許可するとか、ありえない話ですから当然ですね)
OpenSSH port forward での動作を前提とした開発という点で見ると、sayuri さんが仰られている通りの「SQL Server ユーザーでの接続」が現実的な解ですし、「そもそも sa が有効ってことは、SQL 認証有効にしているのだから、SQL Server ユーザーでいいのでは?」という感じです。
Windows 認証 only 運用の場合、そもそも sa ユーザー自体使えませんからね。
そういう辺りの情報がきちんと提示されないと、適切な解は得られないと思いますよ。(この範囲の情報であれば、「変な出し方をしない限り」特定業務の秘密を開示するような話ではないと思います)