ほとんど Python を使わないのですが予備用として pyenv でインストールしています。
当方ではご希望のような python2
/ python3
の使い分けが出来ているので、その環境の作り方を簡単にご案内します。
pyenv 自体は git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
で入りますし、 Homebrew を使っているならば brew install pyenv
でもインストール出来ます。
pyenv インストールが終わったら、.bash_profile
への設定 を行います(詳細はリンク先を確認してください)。
引き続いて Python の各バージョンの(最新のものを)インストールをします。もちろんご希望の2.7.6を指定してもかまいませんが。
$ pyenv install 2.7.9
$ pyenv install 3.4.3
インストールされているバージョンを確認します。
$ pyenv versions
* system (set by /Users/riocampos/.pyenv/version)
2.7.9
3.4.3
おまたせしました。ご希望の環境を設定します。
$ pyenv global 2.7.9 3.4.3
$ pyenv versions
system (set by /Users/riocampos/.pyenv/version)
* 2.7.9
* 3.4.3
pyenv global
直後に指定したバージョンが python
コマンドでのデフォルトバージョンになります。
なお Homebrew では python
コマンドで動作するバージョンが Python 2系であると決め打ちしているものがあるので、2系と3系、という順序にしておくのが無難です(homebrewを使うならばpyenvでは必ずPython2を一つ目に設定すること(もしくはPython3を優先したMacでのRicty作成苦労話) - 別館 子子子子子子(ねこのここねこ))。
では設定状況を確認してみましょう。
$ python --version
Python 2.7.9
$ python2 --version
Python 2.7.9
$ python3 --version
Python 3.4.3
$ pip --version
pip 6.1.1 from /Users/riocampos/.pyenv/versions/2.7.9/lib/python2.7/site-packages (python 2.7)
$ pip2 --version
pip 6.1.1 from /Users/riocampos/.pyenv/versions/2.7.9/lib/python2.7/site-packages (python 2.7)
$ pip3 --version
pip 6.0.8 from /Users/riocampos/.pyenv/versions/3.4.3/lib/python3.4/site-packages (python 3.4)
これでご希望の使い分けが可能です。ホームディレクトリ以下にインストールされているので sudo
も不要です。
お役に立ちますことを願っております。
/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.4/bin/pip
を削除するか、名前変更して、python用のpipが見つかるのでは?