端的な回答としては、xhtml ファイル中で指定している src
の指定を src/sample.mp3
から sample.mp3
に変更することで期待する動作になるのでは、ということになります。
Payara には DefaultServlet
が組み込まれデフォルト設定ではこれを利用するような設定が為されているようなので、特に追加の設定を行わずとも静的リソースを応答できるようです。
src/main/webapp/sample.mp3
にファイルを置いているのであれば、 http://localhost:8080/<your-app-name>/smaple.mp3
でアクセスできると思います。
次のコマンド
curl --head http://localhost:8080/<your-app-name>/smaple.mp3
をコマンドプロンプト上(等)で実行し、 200 OK
が返ってくるのを確認してみてください。
実行結果例:
HTTP/1.1 200 OK
Server: Payara Server 5.2022.1 #badassfish
X-Powered-By: Servlet/4.0 JSP/2.3 (Payara Server 5.2022.1 #badassfish Java/Eclipse Adoptium/17)
Accept-Ranges: bytes
ETag: W/"1314238-1648841686349"
Last-Modified: Fri, 01 Apr 2022 19:34:46 GMT
Content-Length: 1314238
Content-Type: audio/x-mpeg
X-Frame-Options: SAMEORIGIN
その上で、 src/main/webapp/test.xhtml
を次のように記述します:
<html
xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"
xmlns:h="http://java.sun.com/jsf/html"
>
<h:head>
<title>Facelets Hello World</title>
</h:head>
<h:body>
<audio controls="controls">
<source src="sample.mp3" type="audio/mp3" />
</audio>
</h:body>
</html>
(コメントを受けて追記)
ウェブブラウザで http://localhost:8080/<your-app-name>/foo/bar/baz.xhtml
を開いたとき、サーバ側では、 /foo/bar/baz.xhtml
というリクエストパスに対してどう対応するのかを実装する必要があります。
Payara を含む、Jakarta EE(旧名 Java EE)仕様では、この実装は Servlet という種類のクラスで行うことになっています。
もう少し具体的に言うと、仕様上、本来であれば、
- リクエストが来た時に、
.war
ファイルに含めたリソース sample.mp3
をレスポンスとして送信する Servlet の実装
/src/sample.mp3
というパスのリクエストが来た時に、↑の Servlet で処理するようにマッピングするルール設定
が必要になります。
その上で、設定したルールから外れるリクエストが来た場合の対応は、フレームワーク(今回はPayara)が提供する "default" という名前の Servlet が処理することになっています。
(従って default Servlet がどういう挙動になるのかは Payara のマニュアル に書かれているべきですが、実際には無さそうでした(ので今回はググって実装を探しました)。)
Payaraでは default Servlet が静的コンテンツを返す機能を有しているので、前述した明示的な実装/設定は必須ではありません。
ただし、 default Servlet を利用するのであれば、default Servlet が期待する通りに リソースファイルを配置する/パスと対応付ける 必要があります。
(逆に言えば、 default Servlet を利用せず、前述のような Servlet の実装/設定を行えば質問文中の test.xhtml
のままでも期待通り動作させることは可能です。敢えてそのような実装を行う動機は無いと思いますが。)
どうして「<source src="sample.mp3" type="audio/mp3" />」これで通るとわかったのですか?
default Servlet の自然な実装を考えたとき、そうなっているであろう、というのは、マニュアルに書かれていなくとも/実装を確認せずとも想像できる範囲かと思います。
(少なくとも、質問文にあるような /src/
以下にマッピングされる理由は思い浮かびません)
ちなみに、 .war
ファイルの中にリソースがどう格納されているかは、 jar
コマンド で見られます:
jar tf <your-file>.war
実行結果を見ると、最上階層に sample.mp3
が格納されているのが分かると思います。
であれば、リクエストパスもコンテキストルート直下 http://localhost:8080/<your-app-name>/smaple.mp3
であろう、というのが自然な発想かと考えます。
「curl --head localhost:8080/<your-app-name>/smaple.mp3 をコマンドプロンプト上(等)で実行し、 200 OK が返ってくるのを確認してみてください。」これが何をしているのかもわからないです
ブラウザで http://localhost:8080/<your-app-name>/smaple.mp3
を開いて確認するのと同じです。
今回は HTTPステータスコードが 200 OK
であることを明確に確認できるように curl
コマンドを用いて説明しました。