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SPRESENSE Arduino IDE(Ver1.8.16)で、「Software Serial ライブラリ」を使用したプログラム作成をしています。

LowPower.clockMode(CLOCK_MODE_32MHz)を設定し、動作クロックを32MHzに落とすと正常に通信できなくなります。
この設定を外してクロックモードの指定なしにすると正常に通信できています。
スピードは115200bpsです。

Spresenseの「Software Serial ライブラリ」はクロックモード設定に対して何か制限があるのでしょうか?
Webの開発者情報では特に記述が見つかりませんでした。
電池動作のシステムを開発しており、CLOCK_MODE_32MHzで動作させてできるだけ電力消費量を落とそうとしています。
アドバイスいただけると助かります。
(以下12/17 追加)
各モード設定時のTx波形をオシロスコープで測定してみました。
結果、CLOCK_MODE_32MHzにすると送信パルスが115200bpsからずれてしまっています。
(1)クロックモード・通常時
正常動作
(2)クロックモード設定:CLOCK_MODE_32MHz
画像の説明をここに入力
このクロックのズレが正常に通信できない原因と思われます。
ライブラリーの不具合ではないでしょうか?

1 件の回答 1

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SoftwareSerialライブラリの中身を覗いてみると、bitDelayで時間を調整しているようです。CPUクロックでディレイを調整しているので、CLOCK_MODE_32MHzでCPUクロックを下げた場合には対応されていないのかもしれません。

https://github.com/sonydevworld/spresense-arduino-compatible/blob/master/Arduino15/packages/SPRESENSE/hardware/spresense/1.0.0/libraries/SoftwareSerial/SoftwareSerial.cpp#L238

void SoftwareSerial::begin(long speed)
{
  unsigned long bitDelay;

  pinMode(_transmitPin, OUTPUT);
  pinMode(_receivePin, INPUT_PULLUP);

  /* 4-cycle delays (must never be 0!) */
  bitDelay = (clockCyclesPerMicrosecond() * 250000) / speed;
  _tx_delay = bitDelay - 16;
  _rx_delay_centering = bitDelay + (bitDelay / 2) > 160 ? bitDelay + (bitDelay / 2) - 160 : 1;
  _rx_delay_intrabit = bitDelay - 16;

ただ、オシロスコープで波形をみながら自分でbitDelayを調整すれば、CLOCK_MODE_32MHzでも動作するのではないかと思います。是非試してみてください。

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  • 早速に回答いただきありがとうございました。 さすがにメーカー製の保証されたライブラリーを改版して対応するのはやりたくありません。 現状、このSoftwareSerialを使用した通信を行うときだけ、クロックモードを通常(156M)に戻し、通信が終わったら32Mに戻して対応しています。 この場合、クロックモード変更後に「xxx.Serial.begin(115200);」を実行する必要がありますが。 一応これでうまく動作していますが、少しでも消費電力を抑えるためにはあまりやりたくない方法です。 ここはメーカーさんのサポートの方も見ていると思いますが、正式な見解をいただけると助かります。
    – thumbunder
    2021年12月17日 2:27

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