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起きてる問題

AWS上で利用しているEC2サーバーのシステムクロックが、現在時刻とズレてしまっている。

$> date
2021年  8月 31日 火曜日 08:50:03 UTC
# 本当の現在時刻は2021/8/31 07:34:00 UTC

前提および利用環境

・Amazon EC2サーバーを利用
・OSは Red Hat Enterprise Linux Server release 5.5 (Tikanga)
・ntpdサービスは諸事情により利用不可

やったこととぶち当たった壁

OSが古すぎるせいで、Amazon Time Sync Serviceはインストールすら不可能。
ntpdサービスも制限されていて使えない。
5,6年前くらいからある、敏感なレガシーシステムでありOS再起動もできない。

最後に行き着いた先は、dateコマンドで手動で時刻を変更するという方法。
しかし、コマンドを実行しても、現在時刻がアップデートされません。

$> date
2021年  8月 31日 火曜日 08:50:03 UTC

$> date -s "2021-08-31 07:34:00"
2021年  8月 31日 火曜日 07:34:03 UTC

$> date
2021年  8月 31日 火曜日 08:50:03 UTC
# 更新できてない...

原因がわかりそうな方がいれば、どんな情報でも構わないのでお答えいただきたいです。
よろしくお願いします。

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  • hwclock コマンドの実行結果も同じようにずれていますか?
    – cubick
    2021年8月31日 8:32
  • hwclockコマンドを実行すると「既知のどんな方法でも、ハードウェア時計にアクセスできません。」というエラーが出てきてしまい、実行結果すら見ることができません。AWSの仕様なのかも... 2021年8月31日 8:35
  • AWS EC2 instance は virtual machine ですので hardware clock を持っていません。。。 参考までに、cat /sys/devices/system/clocksource/clocksource0/current_clocksource を実行すると clock source が表示されます。
    – metropolis
    2021年8月31日 8:43
  • 参考情報ありがとうございます。ちなみに「jiffies」と表示されました。 2021年8月31日 8:50
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    コメントありがとうございます。timedatectlはコマンドが存在せず、yum installしても「パッケージが無い」とエラーが出ます。 available_clocksourceにはxenという文字はなく、jiffiesとあります。 2021年9月1日 11:15

2 件の回答 2

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解決できたので、ここに方法を記載しておきます。

そもそもズレが起きる原因

システムクロック、ハードウェアクロック共にズレが起きるのは仕方ない。
そのズレを定期的に修正するために、一般的にはntpdサービスが裏で躍動してる。
ただ、このサーバーの場合、外のntpサーバーを参照できない状況であり、実質ntpによる定期的修正はできない状況。
このような理由で、ちょっとずつ時間のズレは起きるようになってる。

今回の解決方法

システムクロックを修正するには、今回の場合だとdate -s "2021-09-02 18:00:00"というコマンドで完了するはずなのだが、それでも更新できなくて苦戦した。(ntpdサービスも停止していたのに...)
調査の結果、「VMのクロックにシステムクロックが同期されている」ことが原因であるとわかった。
勝手に同期される設定を変更してあげて、再度システムクロック更新を試みたら成功した。

#> vim /etc/sysctl.conf
/** 末尾に以下を記載 **/
# Allow the VM to update it's own clock, and do not use the DOM host clock.
xen.independent_wallclock=1

/** network(or networking)サービスを再起動 **/
#> /etc/init.d/network restart

/** 時刻を修正 **/
#> date -s "2021-09-02 18:00:00"

参考にした情報

英語版Q&Aに同じような質問があり、今回はその情報を参考にしました。
https://superuser.com/questions/510691/linux-date-s-command-not-working-to-change-date-on-a-server

今回、様々な回答を寄せてくださった皆様、ありがとうございました。

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  • なるほど、今回の場合は利用可能な clock source に xen がないので xen.independent_wallclock の設定は効かないだろうと思っていたのですが、jiffies でも有効なのですね。
    – metropolis
    2021年9月3日 2:01
  • xenjiffiesもほとんど理解してないので、もう少し勉強してみます。ご助力ありがとうございました。 2021年9月3日 3:55
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$> date
2021年  8月 31日 火曜日 08:50:03 UTC

$> date -s "2021-08-31 07:34:00"

dateは念じた書式を理解してくれるわけではなく、明示的に書式を指定する必要があります。時刻調整であって日付を変える必要がない場合はroot権限で

#> date +%T -s "07:34:00"

ですかね。これは

$> date +%T
08:50:03

に対応します。


Red Hat Enterprise Linux 5であってもntpdは存在するわけで、本質的にはなぜこれが動作しないのかだと思います。その意味では

2021年  8月 31日 火曜日 08:50:03 UTC

という記述が気になりました。時刻が9時間ずれていませんか? そしてその理由はタイムゾーンが設定されていないのではありませんか? 08:50:03 UTC は日本時間の 17:53:03 を意味します。

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    ご回答ありがとうございます。お教えいただいたdate +%T -s "HH:MM:SS"のコマンドを実行しても、変化はありませんでした。 UTC時刻のタイムゾーンは敢えてUTCとしております。システム時刻は本当の時刻と40分ほどズレてしまっており、それを解消したい状況です。 2021年9月1日 11:19
  • ntpdは自分も把握しきれておらず、現在調査中です。ここはもう少し調べてみます。 2021年9月1日 11:22
  • 補足情報として、man date(1) には -s, --set=STRING set time described by STRING と書かれていて、STRING のセクションには「The --date=STRING is a mostly free format human readable date string such as "Sun, 29 Feb 2004 16:21:42 -0800" or "2004-02-29 16:21:42" or even "next Thursday".」とあります。実際、Ubuntu Linux 21.04 で試してみると date -s "2021-08-31 07:34:00" という書き方でも時刻の変更が可能でした。ただ、ntpd などで時刻同期を実施している場合には変更しても戻されてしまいますけれども。
    – metropolis
    2021年9月1日 20:52
  • ありがとうございます。情報の記載し忘れていて申し訳ないのですが、ntpdは停止した上でdateコマンドを実行しています。なのに、なぜか時間が更新されないという不思議な状況に。 2021年9月2日 1:12

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