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Pythonを独学で勉強しているものです。

Kerasのコードで、

model.fit(x_train, y_train, verbose=1, validation_split=0.2, shuffle=True, epochs=20000)

とした時、80%のデータが学習用に使用され、20%のデータがバリデーションに使用される、というエポックが20000回繰り返されて学習が行われると認識しています。

shuffle=True

としているため、バリデーション用データの選択がランダムになり、このコードは交差検証、もっというならk=5のk分割交差検証になると思っているのですが、合っておりますでしょうか。
Kerasのk分割交差検証用コードを調べてみると、Scikit-learnのKholdが使用されているコードなどが出てくるため、合っているかどうか不安になり、質問させていただきました。

初歩的な質問で申し訳ございませんが、ご教示いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

1 件の回答 1

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交差検証ではありません

validation_split は、データセットのシャッフルをする前に、指定した割合のデータをバリデーション用として切り出すための引数です1。また、バリデーションデータはデータセットの末尾から指定割合ぶんを取得しています2。このため、すべてのエポックで同じデータがバリデーションに使われており、抽出方法もランダム抽出ではありません。

shuffle は、学習用のデータセットをシャッフルする引数です。エポックごとに学習データをシャッフルすることで、損失が小さくなりやすいことが知られているため3,4、このような引数が設けられています。

Keras のドキュメンテーションでは、model.fit の引数について下記のとおり説明しています:

  • validation_split: 0から1の間の浮動小数点数.バリデーションデータとして使われる訓練データの割合.[中略] このバリデーションデータは,シャッフルを行う前に,与えられたxとyのデータの後ろからサンプリングされます.
  • shuffle: 真理値(訓練データを各試行 [エポック] の前にシャッフルするかどうか)または文字列('batch'の場合). [後略]

Keras ドキュメンテーション (https://keras.io/ja/models/model/) 、最終アクセス年月日: 2022-01-16。角カッコおよび強調は回答者が付加。

Keras はK分割交差検証の機能を提供していません。ご指摘のとおり、scikit-learn など別のライブラリを利用する必要があります。


1 関連する箇所の実装は、model.fitの定義 (GitHub) です。validation_split を引数とする処理が、shuffle の適用前に実行されていることがわかります。
2 実装上は、validation_splitの処理 (GitHub) のようになっています。
3 シャッフルあり/なしの実験例: https://qiita.com/hikobotch/items/d8ff5bebcf70083de089
4 なぜ損失が小さくなるのかの説明(英語): https://stats.stackexchange.com/a/311318

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