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現在、「ゼロからのOS自作入門」という書籍で学習をしております。
言語はC++で、書籍内ではclang++で解説されているところ、私はg++を使って挑戦しております。
その中で、カーネルのelfファイルをビルドする際、clang++の-nostdlibincオプションをg++のオプションで置き換える必要が出たのですが、clang++とg++のリファレンスを参照しても、代替コマンドが分かりません。
代替コマンドをご存知の方は、お教えいただきたいです。

置き換えたいclang++オプションは以下のようなものです。

-I(インクルードディレクトリ) -nostdlibinc -D__ELF__ -D_LDBL_EQ_DBL -D_GNU_SOURCE -D_POSIX_TIMERS --target=x86-64-elf -fno-exceptions -ffreestanding -c
--target=x86-64-elfオプションは、-m64オプションで置き換えられることを確認できました。

環境はUbuntu 20.04.2 LTS
コンパイラはg++ 9.3.0です。

よろしくお願いいたします。

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  • g++ の -nostdinc++ に相当する様に見受けられます。 – metropolis 4月20日 15:34
  • ビルドは成功しました。誠にありがとうございます。 ちなみにですが、そのオプションは具体的にはどのような効用があるオプションなのでしょうか? それから、-nostdlibオプションや-nodefaultlibsオプションとはどのような効果の違いがあるのでしょうか? 差し支えなければお教えいただきたいです。 – tayu 4月20日 16:40
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    #include <...> ディレクティブで指定されたヘッダファイルを探す際に、g++ に関係する標準のシステムディレクトリは探索しない、という事になります。例えば Linux OS 版 g++ version 10 の場合は /usr/include/c++/10/usr/include/x86_64-linux-gnu/c++/10 ディレクトリなどが探索対象から除外される事になります。また、効用としては -I で明示的に指定したディレクトリパスだけがヘッダファイルの探索対象になります。-nostdlib-nodefaultlibs オプションですが、これらはヘッダファイルではなくリンクするライブラリが対象になります。 – metropolis 4月20日 17:30
  • なるほど… ご回答ありがとうございます。何とか理解できそうです。 もう一度リファレンスを読み返して、理解を深めようと思います。 – tayu 4月21日 9:59
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OS を自作するということは即ち開発環境の OS 上で動かないプログラムを作ろうとしているということです。当然「今動いている OS を呼ぶ用」のヘッダファイルやライブラリファイルを使うことはできません。こういう状況をクロス開発と言いますが、組み込み系マイコンやスマホアプリの開発だったりでは一般的です。

  • ターゲットプログラムの CPU が開発環境の CPU と違う場合
    組み込みマイコン開発などはこっちです。クロス系ツール一式は最初から開発環境向けのコンパイラ・リンカ・ヘッダ・ライブラリを使ってはならないと知っています。なので クロス開発専用環境 においては -nostd*** などは指定する必要がありません(指定しなくても開発環境用のヘッダ・ライブラリを使わない仕様)

  • ターゲットプログラムの CPU が開発環境の CPU と同じ場合
    今質問者氏が直面しているのはこっちですが、前者より状況は複雑です。っつか一番難しい環境かも。
    ・コンパイラ・リンカは同じものが使える(であろう):これらは CPU にのみ依存する
    ・ヘッダやライブラリは同じものが使えない:これらはターゲット依存
    そのため流用できる開発環境向けコンパイラ・リンカに対して、流用できない開発環境向けヘッダ・ライブラリを使っちゃダメよという指定を行う必要があり、それが -nostdinc / -nostdlib です。

この辺のクロス開発用オプションは で微妙に異なるようです。クロス開発において、ホスト環境にある各種ファイルのうち流用できるものとできないものがわかっていないとどのコンパイルオプションが必要か判断できませんので、その辺は経験値が必要かもしれません。

# -nostdinc++ の STL を禁止しますが <filesystem> のようなものは流用できなさそうなのに対して <algorithm> なんかは流用できそうだったりします

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  • 非常に分かりやすいご回答ありがとうございます。 後学のため、ターゲットのCPUが現在のものと違う場合についてもお聞きしたいです。g++のオプションを参照すると、arm64など、x86-64などとは違うアーキテクチャをターゲットにできるようですが、これを使う場合には、やはり-nostdlibや-nostdincを指定する必要があるということなのでしょうか? – tayu 4月24日 16:47
  • クロス開発用にビルドした gcc であれば既に書いた通り指定しなくていいし、フツーにビルドした gcc が出力できるのはある1つの CPU 向けコードのみのはず (../configure --target=hppa2.0w-hp-hpux11.11 --target=sh-unknown-elf --enable-languages=c,c++ としたけど後者 sh-unknown-elf のみ有効になった) なので、フツーのユーザーはそういう状況にならないっス。開発環境(ホストと言います)向けヘッダやライブラリを使ってはならない状況なら指定するといいでしょう。その判断をするのは開発者ってことで。 – 774RR 4月26日 0:42
  • なるほど… 拙い質問申し訳ございませんでしたが、ご丁寧な回答ありがとうございました。 – tayu 4月30日 15:47

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