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private var associatedObjectHandle = "hogeHandle"

struct Hoge {}

extension Hoge {
    var foo: Double? {
        get {
            guard let value = objc_getAssociatedObject(self, &associatedObjectHandle) as? Double else {
                return nil
            }
            return value
        }
        set {
            objc_setAssociatedObject(
                self,
                &associatedObjectHandle,
                newValue,
                .OBJC_ASSOCIATION_RETAIN
            )
        }
    }
}

このように foo プロパティを struct に生やそうとしましたが結果は nil です。

var h = Hoge()
h.foo = 5.0
print(h.foo)  // nil

Hogeをstructではなくてclassに変えると Optional(5.0) が表示されるのですが、自動生成された struct にプロパティを生やしたいので、classに変えることができません。

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structにobjc_setAssociatedObjectとobjc_getAssociatedObjectでプロパティを生やすことはできないのでしょうか?

できません。

Swiftの class で、objc_setAssociatedObjectobjc_getAssociatedObjectが使えるのは、

  • Swiftの class の基底クラス(言語仕様上は存在しないことになっている)は、実はNSObjectを継承している
  • NSObjectには AssociatedObject を保持するための隠しスロットがある

と言う事実に基づいています。

Swiftの struct と言うのは、そのような隠しスロットなどは持たず、C言語のstructのように、宣言されたメンバーがヒープなどを使わず直接メモリ上に展開されるので、AssociatedObject を保持するような場所がそもそもありません。


Objective-C側でid型として宣言されている引数にSwiftのstructを渡すと、内部的にはNSObjectを継承している謎クラス__SwiftValueのインスタンスが作成されるのですが、このようなインスタンスはstructを渡す度に再生成されるので、objc_setAssociatedObjectでAssociatedObjectを持たせることに成功しても、そのオブジェクトはすぐに捨てられてしまい、次にobjc_getAssociatedObjectが呼ばれるとAssociatedObjectなんて持っていない新しい__SwiftValueのインスタンスが作成される、と言うことになります。

そもそも、Swiftの実行時処理がObjective-C非依存のプラットフォームではobjc_getAssociatedObjectobjc_setAssociatedObjectなんかの「Objective-Cの実行時処理関連関数」は使えないので、たとえ class であっても、それらに依存していると、移植性が損なわれるなんてことになります。

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