@Kohei TAMURA さん回答への補足(蛇足?)と、今後の学習のための考え方として、「何かを疑問に感じたら、使用しているAPIや元となっている仕様を調べてみましょう。」を心掛けてください。
以下にAPIの仕様が記述されています。
xgboost.train(params, dtrain, num_boost_round=10, evals=(), obj=None, feval=None, maximize=False, early_stopping_rounds=None, evals_result=None, verbose_eval=True, xgb_model=None, callbacks=None)
evals_result (dict) –
This dictionary stores the evaluation results of all the items in watchlist.
Example: with a watchlist containing [(dtest,'eval'), (dtrain,'train')] and a parameter containing ('eval_metric': 'logloss'), the evals_result returns
{'train': {'logloss': ['0.48253', '0.35953']},
'eval': {'logloss': ['0.480385', '0.357756']}}
つまり質問の「evals_resultには何が代入されているのですか?」については、train()
メソッドの処理により、その結果が格納されているということになるでしょう。
上記説明や、質問の参照記事、および以下の記事を合わせると、watchlist
というのはevals
パラメータに指定されたDMatrixと名称のtupleのリストでしょう。
Access train and evaluation error in xgboost
コメントの「なんでevals_result = {}が必要なの?」と「学習過程を記録するための辞書とは何か?」の疑問については、その記述自身や英語記事回答の「One way to save your intermediate results」、そしてAPI仕様の「early_stopping_roundsパラメータ」の記述を基に推測すると、evals_result
に情報を格納して、処理を中断・再開したり、パラメータを調整して何回もtrain()
メソッドを呼ぶやり方があるのかもしれません。そのために1回の呼び出し毎に新規の結果として通知するのではなく、使い回せるように参照渡しになっている可能性が考えられます。
そうした機能があるという推測が当たっていれば、evals_result = {}
は一番最初のクリーンな状態を設定していることになるでしょう。