https://docs.oracle.com/javase/jp/1.5.0/tooldocs/solaris/jdb.html
jdb のもう 1 つの使用方法は、すでに起動している Java VM に jdb を接続することです。jdb を使用してデバッグする VM は、次のオプションを使用して起動しなければなりません。
Option: -agentlib:jdwp=transport=dt_socket,server=y,suspend=n
目的: インプロセスデバッグ用ライブラリをロードし、接続の種類を指定する
(中略)
次のコマンドを使用して、jdb を VM に接続できます。
% jdb -attach 8000
この場合、jdb は新しい VM を起動する代わりに既存の VM に接続されるため、jdb コマンド行には「MyClass」は指定しません。
https://docs.gradle.org/current/javadoc/org/gradle/api/tasks/JavaExec.html
The process can be started in debug mode (see getDebug()) in an ad-hoc manner by supplying the --debug-jvm
switch when invoking the build.
gradle someJavaExecTask --debug-jvm
(Spring Bootのリファレンスにも、古いバージョンのものであれば載っている)
というわけで、
gradle bootRun --debug-jvm
で実行すると
Listening for transport dt_socket at address: 5005
というログが出ると思いますので、5005
番にjdb
で接続します。
jdb -attach 5005
コメント受けて追記:
Spring Bootのロゴが表示されるまえに止まり、jdb側で classes を打ってみたところ自分のクラスが表示されませんでした。
(デフォルトでは)suspend=y
で起動するようなのでデバッガを接続して開始指示するまで停止しています。
https://docs.oracle.com/cd/E19146-01/820-0875/gdabx/index.html
suspend=y に使用すると、JVM は中断モードで起動され、デバッグが接続するまで中断された状態に保たれます。これは、JVM の起動後すぐにデバッグを開始したい場合に便利です。
(補足: ちゃんとしたリファレンスはこちらかと思います)
前出JavaExec
のリファレンスにありますが、これはdebugOptions
設定で変更可能で、Kotlin DSLでは次のように書くようです(詳しくないので、もしかするとより良い書き方があるかもしれませんが):
tasks.withType<BootRun> {
debugOptions {
suspend.set(false)
}
}
Ctr-CでSpring Bootを止めるとその後立ち上がりに失敗するなど不安定なのですが、止め方はあるのでしょうか?
デバッガで実行を一時停止している状態でSpringBootを止めようとしてCtrl+Cを押しても、JVMプロセスは終了できていないと思います。
止め方は jdbを確実に exit で抜けたあとに、Ctr-C で Spring Bootを止める感じでしょうか。
それが良いと思いますが、デバッガがSpringBootの処理を中断させていなければ、SpringBootから終了させても大丈夫でしょう。
(jdbに限らない、デバッガの一般的な挙動/使い方かと思います)