Javaのアノテーション
で
@GeneratedValue(strategy=GenerationType.IDENTITY)
という書き方や
@Qualifier("beanB2")
という書き方を見ます。
()
で囲まれているところの名称は引数
でよいのでしょうか?(strategy=GenerationType.IDENTITY)
とイコールを用いてるところの名称は名前付き引数
でよいのでしょうか?
Javaの公式仕様に示された文法では、その部分はElementValuePairList
と表現されていますね。
NormalAnnotation:
@ TypeName ( [ElementValuePairList] )
(ちなみにElementと言うのは、正確には、Annotation Type Element
で、アノテーションの@interface
宣言において、個々のメンバー変数に相当する部分をこう呼ぶようです。)
同じくElementValuePair
と表現されています。
ElementValuePair:
Identifier = ElementValue
ちなみに「識別子=」がつかないのは、SingleElementAnnotation
と呼ばれる特殊な場合に限るのですね。
SingleElementAnnotation:
@ TypeName ( ElementValue )
構文仕様を定義する部分では、文法的にメソッドの仮引数を表すFormalParameter
なんかと混同されては困るからかもしれませんが、とりあえず、ParameterやArgumentという語は使用されていませんでした。
ただ、大抵のJavaの解説記事ではParameterと書かれていたので、日本語で「引数」と言ったって全然構わないように思います。
ちなみにJavaの公式チュートリアルには、ParameterやArgumentという言葉は出てきませんが、name
, named
, unnamed
という言い方も使われています。
If there is just one element named
value
, then the name can be omitted, as in:The annotation can include elements, which can be named or unnamed, and there are values for those elements:
と言うわけで、仕様的にカチンと決まったものを表す用語、と言う意味でなければ、「名前」「名前付き」「名前無し」と言う言い方をするのもまたありだろうと思います。
value
という名前のElementが1つだけの場合という感じでしょうか。