Visual Studio 2017を使用しています。
それで、プロジェクトのライブラリのパス指定に以下のように、ユーザマクロを
使用しているのですが、ビルドできません。
上図各ライブラリのプロパティの相対パスにユーザマクロを使用しているのですが、
ビルドすると、ユーザマクロを認識していないようです。
どこが、間違っているのでしょうか?
継続して調べていて現象は判明したと思われます。
結局、IDE画面右下の Xxxxファイルのプロパティ
の相対パスにはマクロは使えない ということでしょう。
該当ファイルプロパティの絶対パスを全て展開して良く見るとわかりますし、プロジェクトのフォルダパスを短くすると直ぐ明確にわかるでしょう。
例えばC:\Work\TestPro
がプロジェクトのフォルダであった場合、相対パスを$(DevKitPath)\Support\Lib\Win\ACAP_STATD.lib
にすると、絶対パスはC:\Work\TestPro\$(DevKitPath)\Support\Lib\Win\ACAP_STATD.lib
となります。
そうして、それは存在しないパスとファイルであり、質問の2つ目のスクリーンショットでは、該当ファイルのアイコンに黄色い三角の!マークが付いていて、無効な指定であることを示しています。
前回の質問&回答で、Xxxxファイルのプロパティ
の完全/相対パスが有効な値に見えると書いたのは間違いでした。 後で修正しておきます。
なお、例えここでユーザーマクロが有効であったとしても、指定しているのが 相対パス であるため、基点となるフォルダがプロジェクトのフォルダであり、そこに絶対パスであるマクロを記述して展開されたとしても有効なパスにはなり得ないということで、2重の意味で使えない訳です。
前回回答のように、リンカの「追加のライブラリディレクトリ/追加の依存ファイル」を設定する方法に変更するのであればユーザーマクロを適用出来ますが、ソリューションエクスプローラーペインのリストに該当ファイルを記載したままにするのであれば、ユーザーマクロを適用することは出来ない 、と考えられます。